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その6. うつをどう考えるか (四回目)

2010年11月29日 公開 / 2011年11月6日更新

テーマ:心理相談・カウンセリング

コラムカテゴリ:メンタル・カウンセリング


◎ 今回は、有名人の中でうつになった人を少し挙げてみたい

と思います。その目的は、うつが如何に一般的かということ

を示すためです。

◎ まず外国を見れば、英国のチャーチル元首相、米国のリン

カーン元大統領、古典力学の創始者アイザック・ニュートン、

米国の作家マーク・トウェイン、作曲家モーツァルト、米国

の女優ブルック・シールズ、歌手のオリビア・ニュートン・

ジョン等が挙げられます。実はうつを経験した作家や画家・

哲学者は枚挙にいとまがないくらいです。

◎ 次に日本に目を向ければ、映画監督の黒沢明、アナウンサー

の小川宏、女優の木の実ナナ、俳優の高島忠夫などが挙げられ

ます。

◎ その他、皇太子妃雅子様は適応障害と診断がなされている

ようですが(ちなみに適応障害とは、ストレスによって引き

起こされる心理的な問題です)、それは往々にしてうつを症状

として伴うので雅子様もうつを経験されているのかも知れません。

◎ 以上、私が言いたいのは、うつは誰でもなる可能性があると

いうことです。言い換えれば、いくら頭が良くても家柄が良く

てもなるときはなるということです。それともう一つ。上に

挙げた人は、うつを経験したからこそ、偉大な政治家・芸術家に

なれたかも知れないということです。少なくとも、うつを経験

したことが、物事ができない言い訳にはならない、とはいえると

思います。

 皆さんはどうお考えでしょうか。

この記事を書いたプロ

村田晃

心理相談・カウンセリングのプロ

村田晃(うつ心理相談センター)

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