爪の黒い線
6月に入り少しずつ日中は暑い日が続くようになってきましたね。
そしてそろそろ足白癬(水虫)で受診される方が増えてきています。
1年ぶりとか久しぶりの方も多く「また出てきたよ~。」と言われることもしばしば、
なかなか治療が続かない方もたくさんいらっしゃるようですが、
今年こそがんばって治療を続けましょう。
足白癬では抗真菌剤のぬり薬を毎日きちんと塗り、症状がなくなったと思っても
すぐに塗るのを中止せず、ひふの表面がきれいになってから3ヶ月程度塗り続ける必要があります。
またひふがむけたり、みずぶくれなどの症状がある部分のみにぬり薬を塗るのではなく
広範囲に塗っておく必要があります。
白癬菌は症状のない部分にも在る場合がありますので、足指の間から爪まわり、指の背面、足の裏、
足の側面、かかとまでまんべんなく塗りましょう。
ぬり薬は入浴時足を石けんでよく洗い、タオルで拭いて乾かしたあとうすくのばして塗ります。
塗った後ははだしでかまいません。
また塗った後、石けんで手を洗えば手にはうつりません。
【治療中の注意点】
お薬でかぶれ(かゆみ、赤み、みずぶくれ)が 起こる場合があります。
かぶれと思われずに水虫が悪くなったと思って一生懸命薬を塗り、さらに状態が
悪化してしまう方もおられますので
このような症状がでたらぬるのをやめ早めに受診するようにしてください。