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梶澤知恵子(かじさわちえこ) / 皮膚科医

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コラム

乾燥肌の方に気をつけていただきたいこと

2010年11月27日 公開 / 2014年12月6日更新

テーマ:スキンケア

コラムカテゴリ:医療・病院


寒くなり乾燥肌になりやすい季節になりました。
ひふが乾燥するとバリア機能が低下し、ちょっとした刺激や
温まることでひふがかゆくなりやすくなります。
日常生活で気をつけていただきたいことをあげてみました。
 
◇入浴
入浴は40℃位のぬるま湯で。熱い湯に長く入るのはさけます。
イオウ入りの入浴剤は皮膚が乾燥するので
使用しないようにしましょう。

ナイロンタオルやスポンジでごしごし強くこすると
皮脂がとれすぎたり、皮膚が傷つくことがありますので、
ナイロンタオルやスポンジは使わないように。
からだを洗うときは,石けんをよく泡立てて、
やわらかいタオルか手でそっと洗いましょう。

乾燥肌のかゆみを訴えてこられる患者さんは
入浴時、スポンジやナイロンタオルで
ゴシゴシ洗っておられる方が多いのです...
話を聞くと「かゆいからよくこすっているのだとのこと」
かゆくてこする→皮脂がとれたり、ひふが傷つく→
乾燥肌になる→かゆみがでる→...
と悪循環になります。石けんをよく泡立てて
手でこすらないように泡でそ~っと洗ってくださいね。

入浴後はさっとからだをふいたらすぐに保湿をするようにします。

軟膏やクリームなどの保湿剤は成人の人差し指の先から第一関節まで、
直径5mmのチューブから出した量約0.5gが手のひら2枚分に塗れます。
これは1FTU(one finger tip unit)とよばれており
ステロイドなど他の外用剤でも塗る量の目安とされている単位です。
薬はゴシゴシ擦り込まずにすーっとのばすように塗ります。

◇湿度
部屋の湿度は50~60%ぐらいに保ちます。
温湿度計を部屋に置き、加湿器を使用すると
湿度を調節しやすいと思います。
ぬれたバスタオルなどを部屋にかけておいたり、
大きな皿などに水をいれて室内に置くのも空気の乾燥を防ぎます。

◇食事
アルコール、香辛料、生姜など血行を促進する食べ物は
かゆくなりやすいのでとりすぎないようにしましょう。

◇衣服について
ウール、化繊など毛羽だった繊維が
直接素肌に触れると刺激でかゆくなります。
サイズが小さい下着を無理に着ると、体の動きに伴って
下着がずれてこすれ刺激になります。
サイズのあったものを着るようにしましょう。

ひふの乾燥でお悩みの方はこれらのことに気をつけてみてくださいね。
毎日のケアで乾燥しやすい冬の時期をのりきりましょう。

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