どうして「学校に行けない」子どもたちがふえているのか?
言うまでもなく、英語に関しては、海外に留学した場合、日本で勉強する数倍の成果が得られます。日常的に英語を使う生活をすることで自然と英語を覚えていくのはもちろん、現地でしか学べない特殊な知識も得ることができます。その結果、将来高い英語力が求められる職業への就職にも有利に働きます。
また、留学先の国々で行なわれている思考力の育成を中心においた教育は、生徒の知的好奇心を大いに刺激し、自分から勉強に取り組む姿勢を育みます。「なぜ、そのような答えが出るのか」「他に答えはないのか」と考える習慣が身につき、いろいろなことに興味を持って生徒は進んで努力するようになるのです。この留学で身についた自分で考える能力は、自分の成長と生きる力の源となります。
一見、暗記力を養うほうが学習面では効率的に思えるかもしれませんが、長い目で見ると、その場限りの暗記力よりも自分で物事を考える能力=思考力を身につけるほうが、のちの人生では大いにプラスになります。なぜなら、暗記力だけでは、人生で未知の問題やトラブル、壁に遭遇しても自分で解決法を見つけられないからです。
国際的な学力調査(PISA)では、残念ながら日本の生徒は他の先進諸国の生徒に比べて思考力の弱さが指摘されています。技術の進歩が目覚しい今日、知識や技術は学校の勉強で完結するものではなく、一生を通じて学ぶものへと変化しています。
一生を通じた学習意欲は、「なぜそうなるのか」を考える好奇心と思考力によってこそ生まれるものです。時代の急激な変化に対応するためにも、思考力の育成は欠かすことができません。思考力の育成に優れ、かつ十分な経験と実績のある海外の教育環境は、大いに活用するに値するでしょう。
さらに、留学は大学などへの進学に際しても有利に働きます。留学した不登校生が有名大学に続々と合格するのもこのためです。日本の大学へ進学する場合には、海外の高校卒業資格が日本の高校卒業資格と同等の価値があるだけでなく、帰国生入試(留学経験のある生徒のみが受験できる入試)という有利な選択肢があります。これは、今後さらに進む国際化社会に備えて、日本の多くの大学が国際人の育成・輩出を望み、留学生を優遇する姿勢をとっているためです。
また、留学は多様な価値観を受け入れる柔軟な心を育みます。国内の生活環境とは大きく異なる海外の生活では、日常でさまざまな「異質」なものを目の当たりにします。しかし、留学生が体験することの多くは「異質」であっても、現地の人々にとってはごく当たり前のことです。つまり、海外へ行けば、むしろ自分自身が「異質」な存在となっていることに気づかされます。
今後ますます国際化が進む日本において、他国の人々との協調と理解がとても重要です。真の国際人となり多様な価値観を理解できるようになるためには、「異質」なものに目を向けて「異質」なものを理解できる能力が必要なのです。
日本にいたときには日本に来た外国人を見て「異質な存在」と感じていたものが、いざ海外で自分が「異質な存在」になったとき、自己を基準とした「異質」という考え方が絶対的なものではなく相対的なものであることに気づかされます。
そして「異質な存在」に対する過剰な反応は弱められ、多様な価値観を理解できる柔軟さが心に生まれます。この国際感覚は、肌身で体験し実感することによって養われるものですから、留学をしなければ得られない感覚と言えるでしょう。
不登校を前向きな自立の道へ導く海外留学
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