コロナの関係でITEM2020開催方法変更
米国で民主党政権が誕生すれば、遠隔医療の普及が再び重要な政策課題となる可能性がある。民主党は伝統的に医療アクセスの公平性を重視し、低所得者や地方住民への医療サービス拡充を推進してきた。特にオバマ政権の医療保険改革やバイデン政権下での遠隔医療支援は、その方向性を示している。
米国では地方の医師不足が深刻化しており、遠隔診療や遠隔画像診断は地域医療を維持する重要な手段である。民主党政権では、公的医療保険による遠隔医療への支払い制度の充実や、医療機関間のデータ連携、AIを活用した診断支援への投資が期待される。
特に注目したいのは、生成AIと遠隔画像診断の融合である。AIによる画像解析支援と専門医による最終診断を組み合わせれば、診断精度の維持と医師の負担軽減を両立できる可能性がある。
一方、財政負担や個人情報保護、州をまたぐ医師免許制度などの課題も残る。
日本でも放射線科専門医の地域偏在が深刻である。米国の政策動向を参考に、保険医療機関同士が連携する遠隔画像診断体制をさらに発展させるべきだろう。遠隔医療は単なる効率化ではなく、誰もが質の高い医療を受けられる社会を実現するための重要な社会基盤なのである。


