新年のご挨拶
腎臓は、血液中の老廃物を排出し、体内の水分や塩分、血圧を調整する重要な臓器である。しかし、日々の生活習慣によって腎臓に負担がかかり、知らないうちに機能が低下することがある。
特に注意したいのは、塩分の過剰摂取、肥満、運動不足、喫煙、過度の飲酒などである。これらは高血圧や糖尿病を引き起こし、腎臓の細い血管を傷つけ、慢性腎臓病(CKD)の発症や進行につながる。
また、鎮痛薬の頻繁な使用や脱水も腎機能を悪化させる要因となる。
腎臓を守るためには、減塩を心がけ、適度な運動、禁煙、十分な睡眠、適正体重の維持が重要である。ただし、腎機能が高度に低下している場合、カリウムや蛋白質、水分の摂取量については専門医の指導が必要となる。
今回の検査では、腎機能を示すeGFRが17と著しく低下している。この段階では、生活習慣の改善だけでなく、腎臓内科による早急な原因究明と適切な治療が不可欠である。
腎機能の低下は、心不全や脳卒中などのリスクも高める。一度失われた腎機能は回復が難しい場合もあるが、原因によっては改善する可能性もある。
腎臓の健康を守ることは、全身の健康と生活の質を守ることである。日々の生活習慣を見直すことが、健康寿命を延ばす第一歩となる。


