複数の病院と遠隔画像診断契約について
令和8年度診療報酬改定では、画像診断分野において「適正化」と「質の向上」が大きなテーマとなり、撮影料や診断管理加算に一定の影響が及んだ。特にCT・MRIなど高額機器を用いる検査については、単なる件数増加ではなく、医学的必要性や読影体制の充実が重視される方向が示されている。撮影料に関しては、機器性能や安全管理、被ばく低減への対応などを踏まえた評価が求められ、施設基準の遵守や検査品質管理の重要性がさらに高まった。また、夜間・救急対応における画像診断体制についても評価が整理され、緊急画像診断加算など運用面での適正化が進められている。
一方、画像診断管理加算では、放射線診断専門医による迅速かつ適切な読影、結果報告体制、多職種連携などが評価の中心となり、単なる画像提供ではなく「診断価値」を重視する流れが強化された。特に、レポートの迅速な返却や臨床科との情報共有、検査後フォロー体制などが医療安全の観点から重要視されている。今回の改定は、画像診断を単なる検査部門ではなく、診療方針決定に直結する専門的医療として再評価する内容であり、医療機関には読影体制整備と運営効率化の両立が求められる。


