遠隔画像診断と紹介状について
遠隔画像診断管理加算を適正に算定するためには、「遠隔読影に回す検査」と「自院で読影する検査」を明確に区分することが重要です。基本的な考え方は、①専門性、②緊急性、③体制要件、④品質管理の観点で整理することです。
まず専門性の観点では、放射線診断専門医による読影が望ましいCT・MRI・核医学検査などは遠隔読影に適しています。一方、単純X線など日常的で自院医師が十分対応可能な検査は自院読影とする整理が一般的です。
次に緊急性です。救急搬送や至急対応が必要な検査は院内で迅速に一次読影を行い、必要に応じて後から遠隔でダブルチェックを行う運用が有効です。
さらに、画像診断管理加算の施設基準を満たすためには、読影医の勤務実態、報告書作成体制、24時間対応の可否などを踏まえ、加算対象となる検査をあらかじめ定義しておく必要があります。
最終的には、院内規程や運用マニュアルで「対象検査の範囲」「依頼基準」「報告書の管理方法」を明文化し、恣意的運用を避けることが、算定リスクの回避と診療の質の両立につながります。



