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コラム
コロナウィルス感染症流行による遠隔画像診断支援事業への影響の研究
2021年1月2日 公開 / 2021年1月3日更新
2020年遠隔医療学会技術論文要旨:
病院と病院をマッチングする遠隔画像診断支援を通じ、地方の保険医療機関(送信側保険医療機関)のモダリティ稼働率の向上などを毎年調査して、発展の動向を報告している。2019年までは、実施件数は増加を続けていた。2020年は新型コロナウィルス感染症(COVID-19)のパンデミックのなかで、病院と病院をマッチングする遠隔画像診断支援需要へのCOVID-19の影響を調査した。また同時に、2018年度診療報酬改定で新設された画像診断管理加算3の影響も合わせて調査した。COVID-19下での経過を早く捉えるため、調査可能な少数の施設のみ対象としたが、小規模施設ほど実施件数減少していることがわかった。状況は次第に元に戻りつつあり、画像診断件数の増加に転じている。画像診断管理加算3は遠隔医療推進策として有効であり、遠隔画像診断はCOVID-19下にも関わらず拡大が続いていると考えられる。
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