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嗣江建栄

遠隔医療で世界を変えるICT企業代表

嗣江建栄(しえけんえい) / システム開発

ViewSend ICT株式会社

コラム

中国側説明資料:新型コロナウィルス肺炎対応策略(2020年3月30日第1回)

2020年4月7日 公開 / 2021年1月2日更新

テーマ:その他

コラムカテゴリ:くらし

コラムキーワード: 働き方改革パーソナルカラー 診断社会福祉士

一、新型コロナウィルス肺炎臨床的特徴と治療案
●感染病学的特徴
感染源
 これまでに見られた感染源は、主に新しいコロナウイルス感染症の患者ですが、無症状の感染者も感染源となる可能性があります。
感染経路
 呼吸器の飛沫と接触感染が主な感染経路です。長時間で比較的閉鎖された環境でエアロゾル感染の可能性があります。新しいコロナウイルスは糞便と尿から分離される可能性があるため、糞便と尿で環境汚染し、エアロゾル感染或いは接触感染になることに注意が必要です。
感染しやすい方
 人ごみでは普通に感染しやすいです。
●病理学的変化
肺は様々な程度の実質性変化が示されます。肺胞腔には、漿液、線維蛋白性滲出液及び透明な膜の形成が見られます。Ⅱ型肺胞上皮細胞が著しく増殖し、一部の細胞が脱落します。肺胞中隔血管の充血と浮腫、単球とリンパ球の浸潤及び血管内の血栓の形成が明らかに見られます。肺組織の出血、壊死、出血性梗塞が見られます。 一部の肺胞滲出液の質化と肺間質の線維化が見られます。肺の気管支粘膜の上皮が脱落し、腔内に粘液と粘液栓の形成が見られます。少数の肺胞が過剰に膨らんでいて、肺胞中隔が損傷され、嚢胞の形成が見られます。
電子顕微鏡で、気管支粘膜上皮およびⅡ型肺胞上皮細胞の細胞質にコロナウイルスが見られます。
脾臓、心臓、血管、肝臓、腎臓などに様々な程度の損傷が見られます。
●臨床的特徴
現在の感染学の調査によると、潜伏期間は1〜14日ですが、3〜7日が多いです。
主な症状は、発熱、疲労感、乾いた咳です。少数の患者は、鼻づまり、鼻水、喉の痛み、筋肉痛、下痢などの症状が伴っています。多くの重症患者は発症後の1週間後に呼吸困難または低酸素血症が現れます。もっとひどい場合は急に急性呼吸窮迫症候群、敗血症性ショック、回復困難な代謝性アシドーシス、および血液凝固機能障害などに進行します。
重症患者、重篤患者は明らかな発熱がなく、或いは中低度の発熱があります。
軽度患者は、低熱、軽度の疲労のみで、肺炎の症状がありません。
一部の小児と新生児の症例は、嘔吐や下痢などの胃腸症状が現れ、または精神的な衰弱と息切れが見られます。
●实验室检查和胸部影像学
臨床検査
発症の初期段階では、末梢血中の白血球の総数が正常または減少し、リンパ球数が減少します。一部の患者では、アミノ基転移酵素、乳酸脱水素酵素、筋肉酵素、ミオグロビンの増加が見られます。一部の重症患者では、トロポニンの増加が見られます。ほとんどの患者はC反応性タンパク質(CRP)と赤血球沈降速度が上昇し、プロカルシトニンが正常です。重症例では、D-ダイマーが増加し、末梢血リンパ球が徐々に減少します。危篤状態の患者の多くは炎症性因子が上昇するのがよく見られます。
新型のコロナウイルス核酸は、RT-PCRまたは/およびNGS法を使用して、鼻咽頭スワブ、痰およびその他の下気道分泌物、血液、および糞便から検出できます。下気道検体(痰または気道抽出物)の検出はより正確です。検体は採取後できるだけ早く検査に提出します。
血清学的検査:ほとんどの新しいコロナウイルス特異的IgM抗体は、発症後3〜5日で陽性を示し始め、IgG抗体価測定の回復期間は急性期の4倍若しくはそれ以上です。
●CT画像
肺部CT
早期表現は外肺、胸膜下、下葉にすりガラス状の影が多発です。病変長軸は胸膜と平行する。一部のすりガラス状の病変に小葉間隔壁の肥厚で、チック状を呈しています。
少数の症例には、単発、局部病変、或いは気管支に沿って走行し、周辺すりガラス様変化の結節/斑点状病変を伴うことが見られる


続きは明日

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