【金融サクッと!】50代からの資産運用入門 50代の平均貯金額はいくら?中央値や老後資金の目安と増やし方を解説【パート6/8】

五十嵐修平

五十嵐修平

テーマ:コラム

「NISAやiDeCoが話題だから、とにかく今すぐ始めなきゃ!」と焦っていませんか?

定年までの期間が限られている50代の資産運用は、20代・30代と同じ感覚でリスクを取るわけにはいきません。「攻め」の投資の前に、まずはしっかりとした「守り」を固めることが成功の鉄則です。

皆様こんにちは!
資産運用のサポートをしているバリューアドバイザーズの五十嵐です。

全8回でお届けする本コラムシリーズ。第6回目となる今回は、「50代から資産形成を始める方法」をテーマに、生活防衛費の考え方からNISA・iDeCoの注意点、退職金を扱う際の大切なルールまでわかりやすく解説していきます。リスクを抑えて賢く資産を守り育てる方法として、ぜひ最後までお付き合いください。
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50代から資産形成を始める方法

50代から資産形成を始めることは、20代や30代と同じリスクの取り方をするべきではない点で、より慎重な検討が必要です。守るお金を確保した上で、NISAやiDeCoを活用する選択肢があります。

預貯金で守るお金を確保する

まず、生活防衛費や近い将来使うお金は預貯金で確保することを優先してください。生活防衛費とは、病気、失業、収入減、急な修繕費などに備えるための資金です。50代は教育費、住宅ローン、親の介護など急な出費が発生しやすいため、すべての資金を投資に回すことは慎重に考える必要があります。

生活防衛費の目安として、月の生活費の半年から1年分程度を確保するという考え方があります。家族構成や職業によって適切な金額は変わりますが、預貯金で手元に確保しておくことで、相場が下落したときに投資資産を取り崩さずに済みます。

NISAを活用して長期運用を検討する

NISA(少額投資非課税制度)は、運用益が非課税になる制度です。老後資金づくりに活用しやすい仕組みですが、50代から始める場合は運用期間、リスク許容度、使う時期を踏まえて検討することが重要です。

NISAは短期間で大きく増やすための制度ではなく、長期・分散・積立を意識して活用することで効果を発揮しやすいとされています。ただし、元本割れのリスクがあることを理解した上で始めることが必要です。投資対象の選び方に迷う場合は、専門家に相談する選択肢もあります。

iDeCoは受け取り時期と税制を確認する

iDeCo(個人型確定拠出年金)は、掛金が所得控除になる税制上のメリットがあります。一方で、原則として60歳まで引き出せないという制約があり、50代から始める場合は受け取り時期や加入期間に注意が必要です。

退職金との兼ね合いによっては、退職所得控除の枠の計算に影響することがあります。NISAとiDeCoのどちらが自分に合うかは、目的、退職時期、退職金の有無によって異なります。両方を目的別に使い分けることも選択肢のひとつですが、慎重に判断する必要があります。

退職金を一度に動かさない

退職金は老後生活を支える重要な資金であり、一度に大きく投資に回すと、相場の状況次第で大きな損失につながる可能性があります。退職金を受け取ったら、生活費、住宅ローン返済、医療・介護の予備費、そして運用できる資金に分けて考えることが重要です。

すぐに使う予定があるお金は預貯金で守り、長期で使わないお金だけを分散して運用する考え方が基本です。退職金の使い道は多くの50代・60代が迷うテーマであり、投資に詳しくない場合は専門家に相談してから決めることが安全です。

最後に

全8回でお届けする本シリーズの第6回では、「50代から資産形成を始める方法」をテーマに、生活防衛費の重要性、NISAやiDeCoの注意点、退職金の賢い分け方について解説いたしました。50代からの資産形成は、一発逆転を狙うのではなく、守るべき資金をしっかりと確保した上で、慎重に運用を活用していく姿勢が欠かせません。

次回(第7回)は、「50代からの資産運用で失敗しない考え方」をテーマに、高リスク投資の回避法や、目的・期間に応じた預貯金と投資のバランスについて解説していきます。

もし、ご自身の資産状況について「自分の生活防衛費がいくら必要なのか分からない」「NISAとiDeCo、退職金の組み合わせ方をプロにアドバイスしてほしい」とお悩みであれば、ぜひバリューアドバイザーズへご相談ください。

バリューアドバイザーズは、特定の金融機関に属さない独立系IFAとして、金融商品の提案ありきではなく、お客様一人ひとりの目標から逆算して運用方針を決める「ゴールベース運用」を重視した最適なご提案を行っております。

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五十嵐修平
専門家

五十嵐修平(IFA(独立系ファイナンシャルアドバイザー))

株式会社バリューアドバイザーズ

50代・60代の資産運用をサポートし、丁寧なヒアリングをもとに、目的から逆算した「ゴールベース運用」を提案。堅実なチームコンサルティングでお客さまのお金の不安を解消に導きます。

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