【金融サクッと!】50代から貯金を増やすために最初にやること 50代の平均貯金額はいくら?中央値や老後資金の目安と増やし方を解説【パート5/8】

五十嵐修平

五十嵐修平

テーマ:コラム

「老後資金が足りないかも…」と焦って、いきなり高リスクな投資や無理な節約に走ろうとしていませんか?

実は、50代の資産形成で一番最初にやるべきなのは、一発逆転を狙うことではなく「毎月着実にお金が残る仕組み作り」です。

お仕事終わりの方も、息抜きにご覧の皆様も、お疲れ様です。
資産運用のサポートをしているバリューアドバイザーズの五十嵐です。

全8回でお届けする本コラムシリーズ。第5回目となる今回は、「50代から貯金を増やすために最初にやること」をテーマに、家計の見える化、固定費の見直し、先取り貯金のコツと資金の分け方をわかりやすく解説していきます。無理なく着実に資産を増やす土台作りとして、ぜひ最後までお付き合いください。
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50代から貯金を増やすために最初にやること

老後資金の必要額を知って不安を感じた方も、まずは家計の土台を整えることが先決です。50代から無理な節約や高リスクの投資を始めるより、毎月の余力を確保する仕組みを作ることのほうが着実です。

家計の収支を見える化する

まず、毎月の収入、支出、貯金額、金融資産、ローン残高を整理することから始めてください。家計簿アプリ、銀行口座の明細、クレジットカードの利用履歴、証券口座の残高などを使って、毎月いくら入って、いくら出て、いくら残るのかを確認します。

50代は教育費、住宅関連費、保険料、通信費など大きな支出が重なる年代です。支出を項目別に分けて把握することで、老後資金に回せる余力がどのくらいあるかを判断できます。見える化の目的は節約そのものではなく、資産形成に回せる金額を正確に把握することです。

固定費を優先して見直す

固定費を一度見直せば、その効果が毎月続きます。通信費、保険料、サブスクリプションサービス、住宅ローン、車関連費、光熱費などが見直しの対象になります。

特に保険料は、子どもの独立や住宅ローンの残債の減少によって、必要な保障内容が変わっている場合があります。保険を解約することが目的ではなく、現在の家族構成や資産状況に合わせて保障内容を確認することが重要です。固定費の削減で生まれた余力は、先取り貯金や資産形成に充てる流れを作ります。

先取り貯金で毎月の積立額を決める

余ったら貯めるのではなく、収入が入った時点で先に積み立てる仕組みを作ることをおすすめします。50代は退職までの期間が限られているため、毎月いくら積み立てれば退職時にどのくらい増えるかを逆算することが効果的です。

一例として、毎月5万円を10年間積み立てた場合、元本だけで600万円になります(運用益は考慮しない参考値です。将来の金額を保証するものではありません)。先取り貯金は預貯金だけでなく、NISAの積立投資と組み合わせる選択肢もありますが、まず生活防衛費を手元に確保してから取り組む順番が重要です。

使う予定のあるお金と運用できるお金を分ける

50代の資産形成では、お金を目的別に分けることが非常に重要です。数年以内に使う教育費、住宅修繕費、生活防衛費は預貯金で確保し、10年以上使う予定のない老後資金の一部については、運用を検討する考え方があります。

すべてを投資に回すのではなく、使う時期によって預貯金と投資の役割を分けることが失敗防止につながります。「守るお金」と「増やすお金」を区別してから、投資の検討に進むことが安全な順序です。

最後に

全8回でお届けする本シリーズの第5回では、「50代から貯金を増やすために最初にやること」をテーマに、家計の見える化、固定費の見直し、先取り貯金、使うお金と運用できるお金の分類について解説いたしました。焦ってリスクのある投資を始める前に、まずは家計の土台を整え、毎月着実に資金を生み出す仕組みを作ることが大切です。

次回(第6回)は、「50代から資産形成を始める方法」をテーマに、生活防衛費の確保やNISA・iDeCoの活用法、退職金の扱い方について解説していきます。

もし、ご自身の資産状況について「自分の家計でどこを削ればいいのか客観的に見てほしい」「守るお金と増やすお金の配分をプロと一緒に決めたい」とお悩みであれば、ぜひバリューアドバイザーズへご相談ください。

バリューアドバイザーズは、特定の金融機関に属さない独立系IFAとして、金融商品の提案ありきではなく、お客様一人ひとりの目標から逆算して運用方針を決める「ゴールベース運用」を重視した最適なご提案を行っております。

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五十嵐修平
専門家

五十嵐修平(IFA(独立系ファイナンシャルアドバイザー))

株式会社バリューアドバイザーズ

50代・60代の資産運用をサポートし、丁寧なヒアリングをもとに、目的から逆算した「ゴールベース運用」を提案。堅実なチームコンサルティングでお客さまのお金の不安を解消に導きます。

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