【謹賀新年】新たな時代の始まりへ!
手作りのコンサルティング・研修業務
2008年6月にマーケティングオフィス・ウラベ(MOU)を立ち上げた時、オフィスのコンセプトとして『コンサルティング工房』を打ち出し、それから12年間、「そのお客様の状況やビジョン・目標に沿ったプログラムを作り上げていく」という姿勢を貫いてきました。
業界内では「効率が悪い」という陰口をたたかれながらも、お客様からは高いご評価をいただき、登壇回数の増加や(コンサルティング契約の)継続率のアップにつながっています。
こうした経緯について、ペップトークの4ステップの前半(事実の受け入れ、とらえかた変換)に沿って解説します。
【事実の受け入れ】
私が最初に勤務した(当時は)大手のコンサルティング会社では、コンサルティングノウハウや研修内容を徹底して標準化し、所属するコンサルタントはマニュアルに沿って画一的な情報提供を繰り返していました。
この手法は、一定水準の情報提供については有効ですが、問題は・・・スタンスが “自社都合” 、すなわちコンサルティング会社が効率よく業務を遂行して収益を上げることが主眼であることです。
お客様の立場で考えると、とんでもない話です。お客様が欲しいのは最低限の情報や標準的なノウハウではなく、着実に成果が上がるノウハウであり、コンサルタントの寄り添う姿勢なのです。
【とらえかた変換】
昔から “急がば回れ” という言葉があるように、ある程度の長期的な視点で「顧客企業の人材が育ち、収益アップにもつながり、結果としてコンサルタントの評価も収入も高まる」という戦略策定が必要なのです。
そのような観点からMOUは顧客企業一件一件に適したプログラムを作成し、丁寧に仕事に取り組んでいく、まさに “工房” の発想を取り入れました。
単位時間当たりの収益性を最重要視するコンサルティング会社やコンサルタントが多い中で、工房主である私は逆方向を進んでいると言えるでしょう。
・・・ちなみに、上記のコンサルティング会社は後に吸収合併されて姿を消しました。そして、標準化を嫌い、オリジナルの工夫を加えながら業務に取り組んだ反逆的な姿勢のコンサルタントたちが、私を含め今でも業界内で生き残っています。