パーパス ブランディングの本質

柴原健次

柴原健次

テーマ:パーパス・コア

Purpose(パーパス)

最近、「Purpose(パーパス)」という言葉があちこちで見受けられるようになりました。2019年3月に『DIAMOND ハーバード・ビジネス・レビュー』で特集されて結構話題になり、その後2020年10月にも同誌で再度特集が組まれ、企業理念的な位置づけだけでなくマーケティングやブランディングの視点から、これらを活用しようとすることもあって広まりを見せているようです。

ただまだまだ、そもそも「Purpose(パーパス)って何?」という人が多く、それらの定義を求めてWebを検索される方も多いようです。

しかし!
いろいろ読むとかえってよくわからなくなった、という声もお聞きします。

そうなんです。明確な定義があるわけではなく、有識者をはじめ、いろんな人が自分の考えを組み入れて説明をされているので、主義主張であったり、米国流特有の他者否定から入ったりで、いろんな視点があるのです。

それらを客観的に眺めると、なるほどそういう考え方もあるのかと見えて参考になりますが、軸がないとブレブレになってしまいます。

Purpose(パーパス)を活用?

私どもでは、8年前に開講した塾や、企業や個人にご提供しているコンサルティングにおいて、「Purpose(パーパス)」という言葉は使っていなかったものの、「社会的存在意義」「目的意識」「目的志向」をコアにしてきました。
最近でてきた雑誌や書籍の「Purpose(パーパス)とは」が書いてあるベースの部分を読むと、これらとほぼ同じ考え方でしたので、そうそうと思いました。

しかし、その活用や現場での適用方法などが書いてあるところを読んでいくと、「ん?」と感じました。

Purpose(パーパス)を作ってマーケティングしようとか、Purpose(パーパス)を決めてブランディングしようとか。何か違和感がありました。

追求すると、わかりました。
Purpose(パーパス)は、作ったり決めたりするものではなく、本来「あるもの」でしょ、ということです。

本来あるはずのPurpose(パーパス)にもとづいてマーケティングしよう、ブランディングしようということが本質なんだと思います。

Purpose(パーパス)と共感性

企業でしたら、必ず企業理念というものがあるはずです。会社を設立したときの起業理念が、そのまま継続されている企業もあるでしょうし、代が変わって変遷している企業もあるでしょう。

それらが、経営者と社員のマインドとしてちゃんと入っているか、ということですね。

これらは、社員向けであろうが、ステークホルダー向けであろうが、顧客向けであろうが、見せ方は違っても、一つのものがあるはずです。
それが「共感」を呼んでいるはずです。その共感性をマーケティングに使ったり、ブランディングに活用しようというのが、パーパス・マーケティングであり、パーパス・ブランディングの本質でしょう。

Purpose(パーパス)マネジメント

企業にも個人にも、すべて社会的存在意義があります。
今の時代、それらを見すえることがとても大事になっているのは間違いないでしょう。

本質を見失わずに、しっかりと見直したり構築していく、そのようなことが求められているのだと思います。

これらを含めて、パーパス・マネジメントをしっかりしていきましょう。

起業を目指す人のパーパス・マネジメント
企業経営者のパーパス・マネジメント
人事担当者のパーパス・マネジメント
キャリアコンサルタントのパーパス・マネジメント
すべての人のパーパス・マネジメント

など、それぞれの立場によって、少しずつ違ってきます。
これらについて、こちらでご紹介していきたいと思います。


Purpose core

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柴原健次
専門家

柴原健次(クリエイティブプロデューサー)

合同会社ヘルシーブレイン

経営者から個人まで「思い通りに自分らしく社会に貢献する」ことを目指し、脳科学、心理学、量子力学、AIを駆使して、これまでの考えが通用しない新しい時代の課題への対応を、しっかり寄り添いサポートしています

柴原健次プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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