一年の計は元旦にはない!? 新春この時期にやるべきこと。ここでの取り組みで1年が大きく変わります(2023年版)
先が見えにくい時代の到来
将来が読みにくい時代になりました。
今の会社でいつまで働けるのか、どんな仕事をしていくのか、そもそも会社自体がちゃんと存続するのか、どれをとっても自信をもってこうだ、といえる人はほとんどいない時代になりました。独立していたり、会社を経営している人ですら同様の不安はあるかと思います。
時代が新しくなり、世の中が大きく変わっていくこれからは、これまでの成功法則は成り立ちにくく、常識と思われていたことすらも、変わっていくでしょう。
いま、就職活動をしている学生、転職を考えている会社員、定年退職を控えている人、起業を検討している人、さらに仕事を探している人をはじめ、そうでなくても、自分のキャリアについて向き合い、あらためて考えてみようとしている人は増えているように思います。キャリアデザインに関する書籍を読んだり、セミナーに参加したりする人も増えているようです。それはそれでよいことだと思いますが、それで自分の将来のキャリアに関する悩みが払しょくされるということは、あまりないでしょうね。
キャリアに関して誰に相談する?
では、キャリアについて誰かに相談をすればよいのか、というと、
そうなんですが、でもその相手を間違えてはいけません。極端に言えば、相談相手を決める段階で、もうすでに結果は決まっています。たとえ、その相手がキャリアコンサルタントというプロであっても、そうでしょう。その理由は、ちゃんとしたアドバイスは自分が経験したことしかできないということ。いくらしっかりヒアリングしてもらえたと思っても、そのコンサルタントの人の引き出しの中から答えてくれます。そして多くの場合、最終的には「自分で決めてください」、といなります。
すべての人は、一人ひとり違います。でも、こういった傾向をもつ人は、こうした方がよい、という統計的な情報があり、それにもとづいてアドバイスしてくれます。
これらは、キャリア支援をされている皆さんも、そうそうと思われるのではないかと思います。そして、その人のキャリアや将来を本気で考えてサポートをしたいと強く思われているキャリアコンサルタントさんやカウンセラーさんほど、いまは不安に襲われていて、自分自身の将来すらも不安を感じ始めているのではないでしょうか。なぜなら、過去の経験が活かされにくい時代になってきたからです。有能な人ほどそれに気づかれているでしょう。
キャリア相談をしたいと思っている人は、そんな自分自身が不安な人に相談したくないと思われると思いますが、でも、今はそうなんです。その方が普通です。逆に、この時代に自信満々でアドバイスしてくれる人の方が怪しいと思った方がよいかもしれません。
キャリアについて相談する前にすべきこと
ではどうすればよいのか?
キャリアについて相談する前に、自分をもつことです。自分の人生を自分でプロデュースすることをベースにおくことです。そうするためには、まず自分を知ることです。自分のことは自分が一番よく知っているといわれることもありますが、実はそんなことはなく、自分のことは自分が一番よくわかっていないのがふつうです。結局、就職にしろ、転職にしろ、起業にしろ、すべてはそこから、自分を知ることからなのですよね。
で、だとしたら、自分を知るために何をすればよいのか?
誰かに相談することです!
ループしてしまったように思えますが、ちょっと違います。キャリアの相談をするのではなく、キャリアを考えることを見すえて自分を知る、というための相談をするということです。
キャリアに関するコンサルティングをうけるのではなく、ワークライフキャリアに対して自分に寄り添って一緒に考えてくれる人と、一緒に考え一緒に歩んでいくということです。
メンターが重要な存在の時代に
これまでの時代でも、成功者や経営者など、うまくいっている人には必ずと言っていいほどメンターがいます。一つの機能に特化したサポートではなく、ワークライフ全般にわたってまるっとサポートしてくれる、そんな人です。
これからは個が重視される時代です。ますますそのような存在の人が求められるでしょう。というより、一人でも多くの人がそのような存在の人となり、多くの人がそのような存在の人をもつことが、世の中全体が明るくなり豊かになることにつながっていくので、そうなって欲しいと願って仕組みづくりを進めています。
その存在は社内であれ社外であれ、です。
企業であれば、そのような存在の人を早く育成することが結果、企業の繁栄につながっていきます。ぜひご検討ください。