出版キャンペーン継続延長 心からの感謝とご報告
10月は4日、第2回 公認心理師カリキュラム等検討会が開催されました。詳しくは前回お知らせした厚生労働省HPにて閲覧できます。
また24日、「小規模事業場のメンタルヘルス担当者のための研修」が、東京産業保健総合支援センター(九段下)で行われました。従業員50人未満の小規模事業場が全企業数の97%、労働者数の約6割を占める現状で、ストレスチェックが特に義務化されなくても、メンタル不調になりにくい職場環境に改善するための支援強化の必要が話されました。https://www.tokyos.johas.go.jp/seminar/list.php
第12次労働災害防止計画~誰もが安心して健康に働くことができる社会を実現するために~では、来年までにメンタルヘルス対策に取り組む事業場を80%以上にと目標を掲げています。メンタルヘルス対策への取り組み方がわからなかったり、対策を現在模索中の事業場もまだ多いようです。
(少し紅葉しはじめた千鳥ヶ淵)
具体的に、職場改善として労働者自身による「セルフケア」、ストレスへの気づき、管理監督者も含む「パワーハラスメントの予防・解決」、過度のストレスの要因となるリスクを特定、評価し、相談体制の整備を推進するなど、必要な措置をとってリスク軽減、メンタルヘルス不調による休職者の職場復帰も見すえた教育研修の重要性が話されました。
とはいえ、小規模になるほど休業者・退職者など重篤な例が少ないこともあり、健康心理士の私としては、生活習慣病予防や健康診断に付随する形でのメンタルヘルス対策をしたほうが、ストレスやメンタルを強調してアプローチするより敷居が低くてよいのではと思いました。研修後、個人的に近づいて私見をお伝えしてご意見を伺ったところ、講師の松井知子相談員も同様のご意見でした。それでまずは、心理職やカウンセラーに相談したり、積極的に活用してみるのはいかがでしょうか。
『賢い者は聴いて、さらに多くの教訓を取り入れ、理解のある者は巧みな指導を得る人である 』 箴言1:5
従業員数50人未満の小規模事業場に対する ♪ストレス・チェック助成金♪ のご案内
独立行政法人労働者健康安全機構 0570-783046
http://www.johas.go.jp/sangyouhoken/stresscheck/tabid/1005/Default.aspx
11月30日までに「ストレスチェック助成金事業登録届」など必要書類を提出することができます。