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めまぐるしい気候の変動でしたが、どこに行っても新緑がキラキラ輝いて見えますね。
平成27年公認心理師法が成立、今年4月に日本心理研修センターが試験機関として指定されたことを受けて、5月21日土曜午後、東京大学弥生講堂一条ホールで<日本心理研修センター創立3周年記念行事>~心理職の新たな課題に取り組むために~に大勢の方々が参加し、関心の高さが伺えました。
弁護士で社会福祉士でもある明石市長は、子ども・障害者・被害者支援の現場に心理職など専門職を投入したことで、人口も税収入も増えたこと、市民は公認心理師を必要としているので、積極的に心理職・専門職を配置して活用するようにと熱く提言されました。心理職が使命感と誇りをもって活躍するようにとも励まされました。
「学校」や「特別支援教育」の現場では、いじめ・自殺・不登校・児童虐待や、発達障害を含む現場の対応の必要性が、「医療」現場では、多職種連携の心理サポートの重要性が強調されました。また今後の研修課題と枠組みについては、精神科七者懇談会・心理職の国家資格委員会委員長から、日本心理研修センターの課題でもある心理職の職能の向上と深化をめざし、研修システムを構築する重要性が話され、心理職としての認識を共有することができました。
いったんうつ病を発症してしまうとつらいため、専門家として予防やメンタル・ケアの大切さを発信し続けるとともに、日頃から周囲の観察や洞察を怠らないようにも促されました。心理職が各領域や、幅広い分野でいかに必要とされているかを改めて実感し、多職種連携だけでなく現場で人と関わるスタッフ全員が、心理職や専門職でなくても、カウンセラー・マインドで、他の人の尊厳を重んじ、メンタルヘルス対策や心理教育に取り組めたらと切に思いました。
『 人の考えは深い井戸の水のようだ。
しかし洞察力のある者はそれをくみ出すことができる 』 箴言20章5節
クライアントさんの人生や将来に深く関わり、命を預かる場合もあるからこそ、知識や技能や経験だけでなく、個々の必要や気持ちに幅広く対応できて寄り添えるよう、いかに人間力を磨き対応する総合力を身につけられるかを課題として、これからもさらに学び続けたいと思いました。今回の企画と先生方への感謝とともに、今後の研修にも期待しております。