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島田英泰プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

樹木(庭木)を植栽する適期とは

島田英泰

島田英泰

テーマ:植栽

植木屋で購入する樹木は根鉢の根が密になるように作っており、枯れにくい状態になっています。そのため、どの時期に植えても枯れにくいですが、晩春や夏の植栽では樹木へ大きなダメージを与えることになります。それは樹木の貯蔵エネルギーが関係しているからです。

一般的に樹木は晩秋から春の萌芽前までは貯蔵エネルギー量が多く、萌芽後から夏までは増減しています。貯蔵エネルギー量が十分にあれば、植栽のために根を切っても再生しますが、十分にないと生育不良を起こす可能性が高くなります。その生育不良が原因で、せっかくの美しい樹形が崩れたり、うまく根付かずに枯れてしまうこともあるので、もったいないことだと思います。

植木市場では、11月中旬頃から植木が全国から出回るようになり、この時期は美しい樹形の植木を選べます。そして、樹木は枝葉の成長が停止している時期(11月から3月頃まで)でも、根は若干ですが成長しています。したがって、11月から翌年の1月頃が樹形を選びながら植木を購入でき、春の萌芽までに根を成長させることができる、より良い時期だと考えています。

ただ、霜や寒風など寒さが厳しい地域では、真冬の植栽は植木の根や幹を傷めるので、寒さの対策をしっかりと行うことが肝要であり、寒さが和らぐ3月頃に植栽することもよろしいかと思います。

庭木におすすめの樹種 美しい樹形を永く楽しめ、剪定管理が簡単

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島田英泰
専門家

島田英泰(造園業)

緑生環

アメリカ発祥の剪定方法と自身の研究成果から、植物が持っている心理的安らぎを与える効果や猛暑を緩和する効果などの生態系サービスを高めて、植物が私たちの生活の質を高める存在になることを目指しています。

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