リファスタ|8/8週次 雇用統計ショックで金急騰

杉兼太朗

杉兼太朗

テーマ:金相場

おはようございます、リファスタです。

■オープニング

8/8(土)、そろばん・鍵盤・洋食・笑い・タコ・歯並びの日、そして「8」の数字がずらりと並ぶ縁起の日でもあります。鍵盤の日はピアノ88鍵にちなむ由来で、8月8日は「88」が「発」「葉」「歯」「母」「パパ」など多彩な語呂に通じる、日本人にとって象徴的な一日。関東は真夏日で最高34℃・最低26℃、日中は雷雨の可能性が高く、午前から午後にかけて降水確率40%程度が続きます。今週は米雇用統計ショックで貴金属相場が歴史的な急変を見せた一週間でした。

■今週の振り返り(月〜金5営業日)

金公表(税込)は月曜22,179円/gから金曜23,478円/gへ+1,299円/g(+5.86%)の大幅高。プラチナ公表(税込)も月曜8,879円/gから金曜9,413円/gへ+534円/g(+6.01%)と、金・プラチナ揃って週間+6%近い上昇となりました。中でも木曜(8/6)はADP弱含み(+4.4万人・予想大幅下回り)を受けて金公表が+1,145円/gの記録的な急騰、金曜(8/7)は雇用統計のネガティブサプライズを織り込む形で-165円/g(金)・-140円/g(プラチナ)と一旦利食い調整が入る動きとなりました。

品目月曜金曜騰落騰落率
金公表(税込)22,179円/g23,478円/g+1,299円/g+5.86%
プラチナ公表(税込)8,879円/g9,413円/g+534円/g+6.01%


■金曜夜の雇用統計ショック(海外)

金曜夜21:30に発表された米7月雇用統計は、市場予想を歴史的規模で下回るネガティブサプライズでした。

  • 非農業部門雇用者数(NFP):予想+8.0万人 → 結果 -2.3万人(2月来の減少)
  • 5月・6月の下方修正:合計10.3万人減(6月は+5.7万→+2.0万に修正)
  • 失業率:予想4.2% → 結果4.1%(労働参加率61.4%へ低下による見かけの改善、2021年2月来の低水準)
  • 平均時給前月比:予想+0.3% → 結果+0.1%(2025年12月来の低い伸び)

発表直後の値動きは、ドル円が発表直前の158.41円から156.68円まで一気に円高進行、米2年債利回りは4.23%→4.15%へ低下。NY金は発表直前の4,242ドルから4,339.58ドルへ+2.30%急騰、プラチナは1,729ドルから1,747ドルへ+1.04%の小反発となりました。利下げ観測が一気に再燃し、金の追い風は一段と強まっています。

■月曜10時更新の見立て

金曜NY終値と為替の合成(金+1.20%/プラチナ-0.06%)を織り込むと、月曜(8/10)10時更新は次のレンジが目安です。基準は金曜確定の公表価格(税込)です。

品目金曜確定レンジ中心金曜比レンジ幅
金公表(税込)23,478円/g23,583〜23,935円/g23,759円/g+281円前後(上振れ方向)±0.74%(±176円)
プラチナ公表(税込)9,413円/g9,269〜9,545円/g9,407円/g-6円前後(ほぼ横ばい)±1.47%(±138円)
Pt900買取(税込)8,849円/g8,713〜8,973円/g8,843円/g-6円前後(ほぼ横ばい)±1.47%(±130円)


レンジ幅は品目ごとの実測日次変動率(今週5営業日の中央値)から算出しています。今週のプラチナは金の約2倍の日次変動(金0.74%/プラチナ1.47%)があり、金とプラチナで同じ幅を当てず、それぞれの実勢ボラティリティに合わせています。

金は雇用統計ショック→ドル円円高進行の複合要因で、木曜の高値圏を再度試す展開が想定されます。プラチナはKitco引け値ベースで保守的に横ばい圏を見込みますが、Trading EconomicsとKitcoの2ソース乖離1.0%(中程度)のため上振れ余地が残り、仮にTrading Economics側(1,764.50ドル)で織り込む展開ならプラチナ公表(税込)は9,502円/g前後、Pt900買取(税込)は8,933円/g前後まで上振れします。いずれも上記レンジの内側で、上振れシナリオはレンジ上限に収まる想定です。土日はCOMEX休場のため月曜寄付までのgap risk(月曜寄付での想定外の値動き)にはご留意ください。

■海外4数値(金曜NY終値・木曜終値比)

指標金曜NY終値木曜終値比ソース・採用
NY金4,339.58ドル/oz+2.21%TE 4,339.58/Kitco 4,338.10(乖離0.03%・TE採用)
NYプラチナ1,747.00ドル/oz+0.55%TE 1,764.50/Kitco 1,747.00(乖離1.00%・Kitco保守側採用)
ドル円156.68円-1.07円木曜終値157.75円→金曜終値156.68円の円高進行
米10年債利回り4.663%-0.017pt木曜4.68%→4.663%、金利低下は金の追い風


上表の騰落率は木曜終値を起点とした日次ベースです。雇用統計欄に記載した+2.30%(金)・+1.04%(プラチナ)は、金曜発表直前の水準を起点とした区間ベースで、起点が異なります。

■今週の山場(来週分)

・8/10(月) 10:00 国内公表価格の週明け更新(雇用統計後の織り込み) → 上振れ方向
・8/12(水) 21:30 米7月CPI・コアCPI → 来週最大の物価指標
・8/13(木) 21:30 米7月PPI・新規失業保険申請
・8/14(金) 21:30 米7月小売売上高
利下げ観測が再燃した状態で迎えるCPIは、上振れなら金にブレーキ、下振れなら金の追い風が一段と強まる構図です。

■ダイヤモンド市場

Rapaport(RAPI)月次動向は小粒径帯で上昇継続、1ct以上は米国景気減速懸念で緩やかな下押しの二極化が継続しています。

カラットRAPI月次
0.30ct+2.1%
0.50ct+0.9%
1ct-0.3%
3ct-0.5%


婚約・記念用途の中心層(0.30〜0.50ct帯)の上昇は、日本国内買取・販売の両サイドで追い風。実需の底堅さを背景に、ここ数週の金価格上昇と組み合わせたジュエリー整理のご相談が増えています。8月企画の【1時間パーソナル査定】(予約制)は、0.5ct以上の石を含むまとめ査定に最適です。

■本日の判断材料まとめ

今週は金公表+5.86%・プラチナ公表+6.01%の週間急騰。金曜夜の雇用統計ショックでNY金は発表直前から+2.30%急騰、ドル円は156.68円まで円高進行。月曜10時更新は金公表(税込)23,759円/g中心・+281円前後の上振れ方向、プラチナ公表(税込)は9,407円/g中心の横ばい圏が見立てです。来週水曜のCPIが最大の変数で、利下げ観測再燃と物価指標の綱引きが金の方向を決めます。金の売却タイミングを検討される方は月曜10時更新後の相場を確認の上、CPI発表前(週明け早々)の査定申込がおすすめです。

毎朝お届けするこのレポートが、皆さんの一日の判断材料となれば幸いです。

本日夕方18:00よりライブ配信(YouTube・Instagram)を開催します。今週の相場総括と来週のCPI見通し、月曜10時更新の見立てを詳しくお伝えする予定ですので、ぜひご視聴ください。

【本日の営業・店舗情報】

  • 東京池袋店:本日土曜 完全予約制(10:00〜17:00)
  • 大阪心斎橋店:本日土曜 10:00〜17:00 通常営業
  • 水曜・日曜は両店とも定休日(LINE査定・宅配買取は通常受付)


【お知らせ】今月のキャンペーン(2026年8月)

  • 宅配買取【一言カード】1,000円還元
  • 【1時間パーソナル査定】ご予約制
  • ダイヤモンド買取金額10%UP(1粒0.2ct以上・石のみ・上限10万円)
  • 【貴金属ジュエリー】ストックサービス最大2週間(1週0.5%/2週1.0%の保管料を売却時精算・当日15:00までのYES返信で当日レート&当日送金)
  • 石なら全部買取(ルース・外し石・模造石・ガラス石まで/天然石・宝石は通常買取、ガラス・模造石はグラム10円)
  • 【LINE】誕生日クーポン・初回限定クーポン。詳細 https://kinkaimasu.jp/campaign/month/?year=2026&month=08


※本レポートは情報提供を目的としており、投資・売却の判断を推奨するものではありません。

【データ出典】

リンクをコピーしました

Mybestpro Members

杉兼太朗
専門家

杉兼太朗(貴金属・宝石・ブランド品買取業)

ラウンジデザイナーズ株式会社 リファスタ

貴金属、宝石、ブランド品を買い取り、価値を正当に評価して次世代へとつなぎます。無料LINE査定や宅配買取にも対応し、急な資金の用立てや、終活、遺品整理といった幅広い顧客のニーズに寄り添います。

関連するコラム

プロのおすすめするコラム

コラムテーマ

コラム一覧に戻る

プロのインタビューを読む

貴金属、宝石、ブランド品買取の専門家

杉兼太朗プロへの仕事の相談・依頼

仕事の相談・依頼