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折戸裕子

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折戸裕子(おりとゆうこ)

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コラム

サービス精神は時として危険?!

人材育成

2016年3月15日

講義登壇していて感じることがあります。

座席配置が決まっていない会場の場合、モチベーションが高い人などはだいたい前列に掛けています。

・講師により近い場所で話を聞きたい
・よりリアルな空気感で内容を理解したい
・休憩時間などに講師に話しかけやすい

といった心情が働いています。

後ろの席に掛ける場合、その多くは、他の受講者が視界に入ることで、客観的な感覚でその場に参加している事が多く、講師の動きと併せて周囲の様子、会場の状態を把握しながらレベル感を計りつつ、自分を俯瞰しています。

その人の性格にもよりますが、ここは、「自ら望んで参加した人」という前提です。

会場への到着時間等の条件を除いて、一般的に、
前者の方が”やる気のある人”に見えがちですが、そのやる気のある人が結果を出せているかというと、そうとも限りません。

講師の話にウンウン頷いて、時には声を出して賛同し、目を丸くして聞き入っている人が、講師の話を理解し、その後実践できているかというと、そうでない場合が割と多いのです。

実際に、講義の後にワークやロープレを行うと、さっきまで熱心に聞いて、メモをガンガン書いていたその人が、まったく出来なかったりします。

どうしてそのような事が起こるのかというと、そういった人はセミナーや講義に参加していることに「満足」して、そこから得られるものを見失っている場合が多いのです。

自分がお金を払って参加するくらいのセミナーや講義なのですから、目的はあるはずなのですが、講師に会えたこと、この会に参加出来たことで理解できたつもりになってしまいます。

実はコレ、あるタイプの人に多くみられる傾向です。

ズバリ、「サービス精神旺盛」タイプ です。

講師の話にウンウン頷いて反応が良いのは、この「サービス精神」が出てしまっているんですね。

悪いことではないんです。
むしろ、講師側としては、シレーっとしてる会場よりも、活気ある方が嬉しいです。
そういう部分を先回りして、会を盛り立ててくれる気質の「サービス精神旺盛」な方が、実は理解不足だった。。。。

という結果になってしまう事があります。

これは、セミナーや講義に限ったことではありません。

バイトの面接時、妙に愛想が良かったり、シッカリした受け答えで合格を出したら、遅刻や欠席が多かった、、、
仕事を教えていて、凄くやる気に溢れている新人が、任せてみたら何も理解していなかった、、、

これら全てが「サービス精神」に当てはまるといったら誤解を招きかねませんが、その多くが、

面接してもらっている人への感謝の態度であったり、教えてもらっている仕事を早く覚えますよ!という
気持ちの表れだったりします。

つまり、相手ありきの「サービス精神」なんです。

あなたの周りにもいませんか?

誤解していただきたくないのは、サービス精神旺盛な人は、”良い人”なんです。


講師、評価をする上席者、先生、店長、そういった立場の人でなくても、誰にでも 「人に教える」「新人を招き入れる」場面に遭遇することはあるはずです。

そんな時、目の前のサービス精神についつい乗ってしまうことのないように、その人のスキルや本質を見極めたいですね。

この記事を書いたプロ

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