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再現性を目指して

鬼島智

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テーマ:目的と本質

本日、経営者たちのフィードアップ会議(みんなで現状の課題を語らい、アイデアや共感をしブラッシュアップしていく)をしていました。
そんな中で会社の成長に対する課題が大きなテーマとなりそれを書きたいと思います。

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上手くいくことは、1回2回ではラッキーパンチの可能性があるが、その結果はとても重要で隠すものではないが、人はそこを自分の中に押しとどめてしまう傾向にある。「どうせ自分は」と可能性を狭めてしまうのである。

会社が成長するためには、異なる人々の中で再現性高いものを取り入れ、その中で個々の能力とミックスさせた結果新たな成功事例が生まれ、共有し定型化し属人化する部分を無くしていくことである。
多くの会社では、中間管理職の育成に悩む。それは、経営側では浸透しているビジョンや目標達成の思いややるべき行動がが一歩下がったポジションになると急激に熱が下がってしまうのである。成果を上げること×ビジョンに共感している領域こそが人が最も能動的に動き周囲への影響力を持つ状況であるが、その育成はとても難しい。

ビジョンの体現レベルにはLevel1「知らない(無意識的無能」Level2「知っている(意識的無能)」 Level3「出来る(意識的有能)」レベル4「している(無意識的有能)」の4段階となり、自然と上位層はLevel4に居続けているのだが、そこがLevel3にも届かない領域に中間管理層はいるのが大半なのである。

そんな時、どんなことがとても重要か。それは、経営側と管理職側のコミュニケーションを業務内容を置いて会社の「目的」と個人の「目的」にフォーカスした内容に集中して繰り返し見ていく先を同じにしてくことが重要である。また、周囲の同じ企業の同じポジションの人たちとの交流の場を設け、自分の思考や仕事レベル、ポジションのへの考え方の違いを持たせることで新たな刺激得ることで更に強くなれる。

再現性は、同じビジョンを持つことで自然と再現性を生み出す行動に変容すると考えている。大切なのは拡大させるために必要な要素をしっかりとポイントとして落としつつ、中間管理職の方が自分らしいやり方でそれを表現するように委譲していく過程にこそ重要なのである。

会社の成長の中に必ず人の成長が関わってくる。人材獲得が難しくなるこのご時世の中、人を育てる取り組みに必ずこのような内容が経営者にはぶつかりそして、乗り越えていくものだと信じている。そんなことを手伝う存在になれるよう努力していきたい。

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鬼島智
専門家

鬼島智(組織開発コンサルタント)

Onlives合同会社

Amazonが実践する「リーダーシップ・プリンシプル」をベースに、自走組織作りをサポート。経営ビジョンと行動指針を「見える化」し、働く人の主体性を引き出します。コーチングによる社員の意識定着も支援。

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