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人間関係に悩む理由

鬼島智

鬼島智

人間関係に悩む

生きていく中で、悩む大半は人間関係の問題だといわれます。

人は生きていく中で、ある程度解決手段をテクノロジーや化学によって解決をしてきましたが。ただ、人間という固有のアイデンティティをもった存在には統一的な方法が通じない場合が大半で、そこには「感情」×「性格」×「価値観」という複雑な要素が絡み合い悩みとなります。

ストレス社会といわれる中で、ストレス=悩みとする場合に何故それが起こるのでしょうか。

私は、基本的に「Uncontrable」つまり自分ではコントロールできない事象に対してストレスを感じるものだと思っています。つまりコントロールさえできてしまえば、悩むことはなくなっていくとも考えられます。

例えば、仕事の悩みがあるとします。仕事の悩みの中には、人間関係がうまくいかないけど仕事を変えるには家庭があり養わないといけないというコントロール出来ないように考えていまいがちです。けれど、仕事は沢山あります。収入だって変えられます。そう、コントロール可能なものです。しかし、人はその変化に悩み、ストレスを抱え病気になる。

つまり、コントロール出来るものかどうかは「個々」の捉え方で変わるということです。

先ほどの人間関係に悩む場合に、全員が同じ人に悩みを抱えるわけではありません。様々な状況や性格の不一致、瞬間的な衝突が重なって関係を悪く感じている、、だけなのかもしれません。そこに対して、早い段階で関係を修復しようと行動をするのか、あまり気にせず割り切るのか、それとも深く意識して悩むのかは本人次第なのです。

その時、自分の意識をどこに向けていくのかが重要です。

感情はコントロール出来るものです、価値観や性格は変えられるものでないと考えています。感情をコントロールをすることが最もストレスを軽減させ、価値観や性格に基づく判断を落ち着いて行うことでコントロール不能なストレスから、自ら選択するコントロール出来るもの変わっていくのです。

では、何がその時に必要なのか。それは「自分自身を深く知る」という事です。自分の事を理解していない人が世の中多すぎると感じます。Amazonにいた6年間でも何となく生きてきたような人がゴロゴロいました。ただ、彼らに統一して言えることはやるべきことは主体性を持って行い、揺るがない成長意欲が常にある集団であったことです。常に前を向き、他責にしない思考が備わっていたと実感しました。

自分を深く知ることは、自分を認める自己肯定感に繋がります。自分はこれでいいのだと褒めてやるキッカケにもなります。大切なのは、日々変化し情報がたくさん入る世の中で、自分の軸をしっかりと持ちながらも伸ばす場所を選び取っていけるかどうかです。

コーチングや研修を通して、人の軸を作るお手伝いをしていくことがこれからの社会にとても重要だと感じています。

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鬼島智
専門家

鬼島智(組織開発コンサルタント)

Onlives合同会社

Amazonが実践する「リーダーシップ・プリンシプル」をベースに、自走組織作りをサポート。経営ビジョンと行動指針を「見える化」し、働く人の主体性を引き出します。コーチングによる社員の意識定着も支援。

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