脊髄小脳変性症に対する中国伝統医学の有効性

岡部哲郎

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テーマ:リンカーン病の治療法

脊髄小脳変性症はリンカーン大統領やその子孫がこの遺伝性の病気であることが知られている、

脊髄小脳変性症の70代後半の婦人がふらつきと歩行障害のため来院した。2007年に世界で初めて遺伝性脊髄小脳変性症の治療に成功してから国内や欧米の22例の脊髄小脳変性症の中国伝統医学による漢方治療を行い、そのうち17例に効果が認められた。 ところが、この方には今までとは全く異なる病態が認められた。五臓六腑の中でも肝腎の陰液の枯渇と強い内熱が認められた。 肝腎の陰液を補填し同時に内熱を冷ます生薬を組み合わせた処方を作成した。 1っヶ月後には歩行障害が改善した。この方は高齢にも関わらず激しい運動をしていたため肝腎の陰液が大量に失われ、内熱が発生したのであろう。同じ高齢者でも今までの症例とは五臓六腑の病態が真逆であった。 高齢者が激しい運動を日課として続けるのは百害あって一利なしである。 高齢者も適度な運動は五臓六腑を健康にするが。

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岡部哲郎(医師)

岡部漢方内科

先端医療の研究者・医師としての経験と中国伝統医学への知見を併せ持ち、難治性疾患や原因不明の症状の背景を探る多角的な視点と、一人一人に向き合う姿勢で統合医療に取り組んでいます。

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