Mybestpro Members

田村哲也プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

「虎生(こう)」

田村哲也

田村哲也

彼の名前は「虎生(こう)」
 →とら年生まれではないので
   虎のように生きなさい!
   と名付けられたのかな!?
 →それとも親が
   タイガースファンだったり・・!?

履歴上は先月(3月)まで高校生だった18歳!!
その風貌も態度も技術も
 グランドではまさに「虎」のような振る舞い

そんな
 完全試合の女房役:松川虎生選手
 みなさんは認識しているでしょうか

105球

2022年4月10日:デーゲーム
ロッテの佐々木朗希投手が完全試合達成!!

何とその球数は「105球」
 →1イニング “12球弱”
 →ひとり当たり “3.9球” で仕留めた訳だ

打たせて取る技巧派ならまだしも
 奪三振:19個(1イニング:2.11個)という超速球派
 (13個連続という離れ業をも含む)

つまり
 ひとりのバッターに対して
 4球以下で 且つ 三振も相当数奪っていく計算

真っすぐとフォーク主体・・・
 ほぼ二種類なら的も絞りやすく
 プロの技術を持ってすれば
 少なくとも当てる確率は高いはずなのに・・・

そのはるか上を行く
 球筋(球速や伸び)やコントロール

バスターやセーフティバントといった
 小技的な戦術を取らなかった
 オリックスも天晴れだし

ポテンヒットや
イレギュラーなゴロといった
 アンラッキーもなく

改めて
 完全試合の成立には
 様々な要素が凝縮されていますよね

関与度合い

いつもなら
 捕手のサインに
 チョイチョイ首を振る佐々木投手が
 その日は女房役を信じ切っての
 テンポの良いピッチング

そのリード(配給や組立てや間)もさることながら
 振り逃げも許されない
 150キロ弱の高速フォーク
 ものの見事なキャッチング

しかしながら
 記録は達成者個人に帰属するため
 あの時のバッテリーは○○だったよね
 とはならず
 やむを得ないが「佐々木朗希」の
 圧倒的な記憶だけが語り継がれていくこととなる

ではこの完全試合を100点と見立てた際
 その関与度合いはどうなるのだろう?

*「佐々木(100)」なのか
*「佐々木(90)+松川捕手(10)」なのか
*「佐々木(80)+捕手(10)+他の野手(10)」・・・

わたし的には
「佐々木投手:51+松川捕手:49」かな

それくらいの
 圧倒的な役割と存在を
 松川捕手に感じずにはいられない
 (大袈裟過ぎですかね!?)

20歳+18歳

*三年目(ドラ1)
 →佐々木朗希投手(20歳)
*一年目(ドラ1)
 →松川虎生捕手(18歳)

二人の年齢を足せば
 僅か38歳という組み合わせ

これを
・怖いもの知らずの
  若さが成し得たことと
  簡単に処理するのか?
・ベテラン捕手との組み合わせでも
  佐々木を持ってすれば
  この偉業は達成出来たことなのか?

今日のテーマは「ここ」なんです!!

表層の結果だけに目を奪われてしまうと
 真の要因を見落としてしまうということ

我々を取り巻く仕事のあれやこれやにも・・
 もっともっと大胆に
 いやいや計画的に繊細に
 ・・ってあるじゃないですか

今回ロッテという球団が
「育成」の仕方や「抜擢」という適材適所
 見事なまでに “戦略的” に成し得ていることに
 ただただ脱帽

もちろん圧倒的な
 スペックあってのこととは言え・・
 足したら38歳の最若コンビは
 杓子定規な今までの延長線上での考えを
 たったの三時間で
 (いい意味で)全否定してくれたことを
 我々大人たちは認めざるを得ないですよね・・

扇の要

野球ではセンターラインが重要と言われる
《捕手~セカンド~センター》いわゆる「軸」だ

ロッテに置き換えれば
《松川虎生~中村奨吾~藤原恭大》
(若くて有能でバランスがいいっ!!)

企業も同じですよね
 何が「軸」で
 どこが「センターライン」なのか
 ・・・その見極め(やれてますか?)

重ねてプロ野球では
 わかっちゃいるけど
 どのチームも扇の要(捕手)を
 固定させるのに四苦八苦
 (企業も同じですよね)

時間がかかると言われるそのポジションを
 ルーキー(18歳)が開幕スタメン

経験を凌駕する
 決して凄味とかではない
 痛快さや楽しさや
 野球少年のような 松川虎生(こう)選手

こういった若くて媚びない存在は
どの企業でも「欲しい人材」ですよね

安泰

企業における評価対象の重要指標は
売上や利益と言った「定量化」出来るもの

もちろん
結果が全てであることに何ら異論はない

ただややもすると
 一喜一憂するその裏側にこそ
 真の要因支えがあることを
 見逃してはならぬと
 若者二人がサラッと示唆してくれた気がする
 (評価時は気を付けたいところです!!)


それにしても
 18歳の正捕手:松川虎生(こう)恐るべしっ!!
 それを見抜いたスカウティングも見事っ!!

ロッテの未来は安泰ですね
 ・・・という感想で本日は結びます

_214_

リンクをコピーしました

Mybestpro Members

田村哲也
専門家

田村哲也(経営コンサルタント)

office TAMURA (オフィス タムラ)

小規模事業所経営者さんが、なぜ「儲ける」という課題をクリアできないのか?経営者さんを取り巻く2つの障壁をクリア‼❶忙しいの解消→「第二領域」の確保❷成果を上げるため→「苦手領域」のサポート

田村哲也プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

プロのおすすめするコラム

コラム一覧に戻る

プロのインタビューを読む

小規模事業所経営者の頼れる経営アドバイザー

田村哲也プロへの仕事の相談・依頼

仕事の相談・依頼