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田村哲也

小規模事業所経営者の頼れる経営アドバイザー

田村哲也(たむらてつや) / 経営コンサルタント

office TAMURA (オフィス タムラ)

コラム

「教えて ガンジー!?」

2022年4月11日 公開 / 2022年4月17日更新

コラムカテゴリ:ビジネス

「明日死ぬと思って生きなさい
 永遠に生きると思って学びなさい」

 (ご存じガンジーの有名な言葉)

これ言われちゃうと
 ぐうの音も出ませんよね

明日死ぬとなれば
「今日」の過ごし方は
 重要かつ最優先の事柄になる訳で・・

それは
 妥協も無駄も忖度もない
 魂に向き合った一日・・・

ガンジーは
 そのような気持ちで毎日を過ごしなさいと
 教えてくださってはいるモノの
 それではあまりにも息苦しく・・・

ならば
「あと一年で『死ぬ』と思って生きなさい!!」
 だったら
 一体何をどのように過ごすのだろうか?

ちょうど一年

わたしの同学年(1963年4月~1964年3月生)は
今期中(2022年度)に59歳となる

現況の一般論ではあるが『60歳=定年退職の日』

つまり
今期中に迎える誕生日は
『あと一年ですよ!!』といった砂時計を
 ひっくり返される瞬間でもある

砂時計の尽きる365日後には
「お疲れ様でした」という言葉と
「謎の花束」により
 終わりを告げられる日

だとしたならば
「その一年」の過ごし方は
 どういったものとなるのでしょうか?

1986年

・チェルノブイリ原発事故
・清原和博(31本)新人王
・マラドーナの「神の手」
・スペースシャトル(チャレンジャー号)爆発
・岡田有希子自殺
・・・そんな昭和61年(1986年)に社会人デビュー

まだPCも携帯もメールもなく
土曜日の事務方は半ドン

世の中に「バブル」という単語が
 飛び交う少し前の
 古き良き 気合いと根性の時代

そんな世代が
「あと一年でお仕舞いですよ」

今一度問う
 ・・・さあどうする?

やっかみ

・事なかれ主義を貫き通すのか
・スキルやノウハウや人脈を
  少しでも後進に残すのか
・なんとかしがみつく術を模索するのか
・ただの人手不足を
 「俺って必要とされてるじゃん!!」
  と勘違いして居座るのか

忘れてならないのは
◆企業側は合法的に
『やっとあなたを
 遠慮なくクビに出来ます!!』

 という刀を振りかざせること

◆ハラスメントやワークライフバランス
 といったカタカナ言葉は
 我々世代を追い出すために必要な
 keywordと武器であること

少し自虐的に聞こえますが
 そういった事を我々側こそが
 意識しておくことが大前提

それらを持ち合わせていない
 同世代をみると
 少しイラっと且つ切なくも感じる
(いや違う・・・
 定年も退職金もない人生を選択した
 器の小さい奴のやっかみだな!?)

45歳定年

昨年の夏ごろ物議をかもした
「45歳定年制」だって
 今の若者に違和感はないはず

100歳まで生きるには
 45歳辺りで一度会社を離れるくらいの
 スキルや経験が必要ですよ・・・と
 示唆しているのはある意味正しい

故に
 企業側に解雇権を持たせて
 定年制とか○○年金とかを
 最初から廃止して・・・
 優秀なスタッフには
 ふんだんに報酬を支払って・・・
 (当たり前の道理かな)

現代に沿った
 わかりやすい制度を
 バンバン導入
できるように
 中途半端なおじさん達は
 あっさり切り上げることぐらいしか
 最早その役割はないのかも
 ・・・なーんて真剣に思ったりもする

100年時代

気付けば
*おとなの入り口は
  20歳→18歳に引き下げられ
*おとなの出口は
  60歳→65歳(70歳)に引き上げられ

一つの会社でキャリアを終えることも
少子高齢化が停滞することも
 あり得ない構造となったいま

我々世代が持ち合わせている
 常識や価値観を
 我々が払拭していかない限り
 居場所すらなくなることは間違いなく・・

ということは
「あと一年で死ぬと思って・・・」
 などと言ってるようでは
 まだまだ生ぬるく

結局のところ
いつの時代もガンジーの言う
『明日死ぬと思って生きなさい
 永遠に生きると思って学びなさい』
 ・・に辿り着くしかないのでしょう

1ミリの隙間もないこの教えと
凄いだけで「便利」さを感じない現代

上手く言えないが
同様の圧と恐怖を覚えるのは私だけ・・かな

絶対に『長居はしないぞっ』と
 ひそかに誓いながら
 ・・今日はこの辺で結びます

_213_

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