「社員を壊す」経営者
「うちの強みや特徴を活かせっ‼」
とか
「お客様の目線に立ってジャッジしろっ‼」
といったフレーズ・・・よく耳にします
あなたの周りにも居ませんか⁉
そういったことを発する上司が
8✕3の法則
しかしそれってなかなかロジカルに指摘できず・・・
それをスッキリ突いてくれたのが『8✕3の法則』
「8個の企業視点」で
自社の商品やサービスの強みを探り
その上で
「3個の消費者視点」で
市場に受け入れられるかどうかを検証する
(引用は「共感PR」著:上岡正明)
この本の本来の主旨は
売れなかった商品やサービスを
どういったアイディアや仕掛けで
世の中に広めるか・・・的な指南本
今の時代
どんな商品やサービスをPRする場合でも
「個人」に向けて働きかけ
共感してもらえなければ結果が出ないと言い切る
・・・ではかいつまんで紹介したい
「8個の企業視点」
①新規性
▪そのサービスや商品には
ナンバーワン・オンリーワンだと言える何かがありますか?
▪それは世界中や日本中の業界内で初めての試みですか?
②優位性
▪競合や既存のサービスに比べて
明らかに違っていたり優れていることは何ですか?
③意外性
▪知人や顧客に話したら「へぇ」と感心される
「ホントに⁉」と驚かれた
「まさか!信じられない!冗談でしょ?」と笑われたことはありませんか?
④人間性
▪開発や販売などに深くかかわる人や
経営者のエピソード及びストーリーはありますか?
⑤社会性
▪世の中の流行やトレンドに重ね合わせることで
人々の興味や関心を喚起できることはありますか?
▪「社会ごと」に変えられるキーワードがありますか?
⑥貢献的意義
▪その商品やサービスについて
社会や世の中の問題解決に役立つことはありませんか?
⑦季節性
▪季節との関連性がある
または制定されている記念日や日にちの語呂などに
掛けられるテーマはありませんか?
⑧地域制
▪その地域限定やエリアならではの特徴はありませんか?
「3個の消費者視点」
(1)社会の視点
▪多くの人が求める情報・社会が求める情報か否か
(2)人(ターゲット)の視点
▪ターゲットとなる人に本当にアピールできる情報
どこを切り取っても興味のある情報として受け入れられる可能性が高いか否か
(3)メディアの視点
▪メディアに取り上げられるか否か
つまり8個の企業視線で洗い出したものが
上記3つのどの視点に当てはまるか
そして3つの消費者視点すべてにおいて
「企業側」と「消費者側」にズレがなければ
その情報は極めて「求められている情報」
つまり「バズるっ‼」となるわけだ
必須リテラシー
▪誰かに話題にされない限り絶対に広まらない風潮
▪SNS的に個人が思わず発したくなる要素
▪一方通行のメディアには興味が薄れた昨今・・
となってしまった現在
マーケティングや広報的なポジションにいなくても
今を生きるビジネスパーソンに
絶対不可欠なリテラシーが「8✕3の法則」
特に【8個の企業視線】
この8つの洗い出しは重要
熱い想い(4:人間性)だけでは駄目ですし
驚かれる(3:意外性)だけでも駄目だし
やはり
真新しさ(1:新規性)や
品質やコスト(2:優位性)が重要であり
その上で3や4も含んだ多面的な検証が必須
よくあるじゃないですか
「凄い話」に聞こえるのに
何故かマーケットには受入れられないってこと
だからといって
8個全部埋めることが必要とは言いません
8個の視線から捉えることこそが重要で
それにより本当の意味での
「強み・特徴」や「お客様目線」に近づき
独りよがりで抽象的な部分が
クリアになっていくと思うのです
同時に「誰のため」・「何のため」といった
見失いがちな目的や原点に立ち返ることも出来るかと
どういった
業種や業態や役割(ポジション)だとしても
この「8✕3の法則」は
エッセンスとして役に立つこと間違いなし
突破できない何かに出くわした時
思い出して貰えたら嬉しいです