「社員を壊す」経営者
様々な打合せに参加させてもらう
そんな時
意見を求められたり
打開策を期待されたり・・・
先日もこの手法を使って
思いもよらぬところから
突破口を開くことができた
その手法のネタ元は
【博報堂のすごい打ち合わせ】
昨年の夏
手にして一気読みした
抜けた‼
その中で
「打合せにブレイクスルーが起きる8つの質問」
という章がある(第5章:P133)
博報堂では
アイデアが見つかった瞬間を
「抜けた」と言うらしい
その「抜けた」瞬間は
質問が発せられた直後に訪れやすいとのこと
8つの質問
①喩える(たとえる)
*他のモノとの共通項を見つける
「その商品って○○に似てるよね」など
別の業界の喩えを使うと参加者全員が素直になれる
②時間軸で考える
*視点を「過去」に振ってみる
「そもそもどのような使われ方をしてたのか?」など
その商品の起源に立ち戻ることで
新しいアイデアが見つかることもある
*視点を「未来」に振ってみる
「その商品は10年後どうなっている?」など
時間軸の振れ幅を大きくとらえてみる
③意外性を捉える(とらえる)
*「違和感がある事実」に目を向ける
「実は前から個人的に気になっていた・・」と
話し始めると参加者が真剣に聞いてくれる
正しいデータが行き詰った際
意外なデータを提示することで
発想の視点ががらりと変わることがある
④他人頭で考える
*他人の頭に置き換えてイメージする
「ライバル企業ならどう考える」
「あの人ならどんな発想をするか」
*もしもあの会社が○○をつくったら?
「もしもアップルがボールペンをつくったら?」
「もしもディズニーが野球場を運営したら?」
⑤体感を尺度する
*その商品を使っている身近な知り合いは誰?
*自分の実感で言い換える
「そもそも洗練って具体的にはどういうこと?」
打合せの行き詰る要因は議論が抽象的な時もある
⑥逆にして考える
*視点を強制的に「逆転」させてみる
弱みを強みと考えると?
これまでと全く逆の戦略をとるとどうなる?
業界や会社の「通常/普通/標準」を疑い
「反転/逆転」してアイデアを拡散し
発想の糸口を広げやすくする
⑦隠れた本質を見抜く
*水面下に隠れているアイデアの本質を探る
「そのアイデアの本質は何?」
大喜利のように人の発言に乗っかりながら
楽しく会話を紡いでいく
*「隠れたライバル」を探す
同業者/同カテゴリーはもとより
お客様の立場に立ってみて
「同じ目的で買われているもの」
「同じ財布から支払われているもの」
「限られた時間を奪い合っているもの」
まで視点を広げアイデアを模索
⑧ひと言で言ってみる
*議論や提案を「単純化」する
打合せが混沌としてきて
先の展開が見えない時こそ
「単純化/焦点化」することが有効
*その提案のキャッチフレーズは?
ひと言で記憶できるようなシンプルさがないと
クライアントの印象に残らない
「要は何なの?」・「肝は何?」
集合知は個人知に優る
こうやって切り口を用意しておくと
(時には)潤滑油のような役回りを
演じることができる
ただ
間違っても
打合せがスムースに行くことや
アイデアを拡散させることに
酔ってはならない
“拡散”することと
“とっ散らかる”ことは
「まじめ」と「真剣」ほど違う
目的や目標
そしてそのゴールは何であるのか
木を見て森を見失わぬよう
俯瞰することも私の仕事だ
ひとりの力など
たかが知れている
いつだって集合知は個人知に優る
足し算が「掛け算」になる瞬間を
何度も目にしてきた
上下関係や部署間を飛び越えて・・
仲間を信じて・・・
本当の「価値」を探し続けたい