「上級相続診断士」資格を取得しました。
先日、私が所属するFP三田会(慶應義塾の卒業生でFP資格を保有する人たちが所属する会)においてミニセミナーを開催し、講師を務めさせていただきました。
テーマは「あらためて『持ち家』か『賃貸』か」
(FP三田会ミニセミナー開催報告)
FPに「住宅取得」を検討されている方がご相談される際には、多くの場合下記の2つのポイントについての確認が多いでしょう。
・「持ち家の場合の住宅ローンの返済等の住宅費」と「賃貸で家賃等を払い続けた場合の住宅費」の比較でどちらが有利か
・将来のライフイベントなどにかかる費用も考慮して無理なく返済できるか=予算をいくらで検討すべきか
しかし、本来考えるべきことはこれだけではない、と言えます。
特に
・将来、購入した物件を売却する場合や、不動産を担保に資金調達する場合などを踏まえた「資産価値」の考慮
・多様化するライフスタイルや老後の住まいに関する考慮
・相続も考慮した資産の持ち方
など、ひとり一人当然違うであろう価値観もあわせて検討する必要があります。
また、同じマンション内のほぼ同面積、同間取り、同階層の物件で「売りに出ている物件」と「瑕疵に出ている物件」を実例を用いて比較し、
借りた場合、買った場合での住宅費負担の差だけでなく、実勢価格の差などから資産価値に関する意識の必要性を感じていただけるような内容をお話ししました。
日本は人口減少社会を迎えています。
不動産を購入する場合に「資産価値」への考慮が必要になっています。
今回のセミナーは30分程度と短い時間でしたが、数多くの質疑もいただき、終了後には「参考になりました」とご評価いただきました。
弊社では、不動産の購入を検討されている方に、予算だけでなく、様々な方向からアドバイスをさせていただき、納得、安心してご購入いただけるようお手伝いしております。