金相場価格デイリーコメント週間まとめ(9/9〜9/13)
ファイナンシャルプランナーの水野崇(CFP認定者/1級FP技能士)が、金・貴金属買取を全国展開している「なんぼや」HPに、平日は毎日「金相場価格」の専門家コメントを提供しています。
今週の金相場価格の振り返りとして、1週間のデイリーコメントをまとめました。また、現在のドル建て金価格参考レート(XAU/USD)はこちらでご確認いただけます。
金相場価格・今週(2/24〜2/28)のデイリーコメント
■2月28日(金) 9:00
金価格 15,132 円(前日比 -116円)※1g
2025年2月27日(木)のNY金先物は反落となりました。トランプ米大統領は中国に対し、3月4日(火)からさらに10%の追加関税を上乗せすることを表明。当初2月4日(火)に発動予定であったカナダ、メキシコからの輸入品への25%関税も、同じく3月4日(火)実施と述べました。前日には4月の関税発動を示唆していたため、マーケットにはサプライズ的な売りが広がり、株式市場や外国為替市場を中心にやや大き目の反応が見られます。相互関税政策への世界的なリスクを見通しにくい状況にあるため、トランプ氏の発言や関税報道に振り回されやすい相場地合いが続きます。
■2月27日(木) 9:00
金価格 15,248 円(前日比 -31円)※1g
2025年2月26日(水)のNY金先物は反発となりました。ドル建て金価格は乱高下する不安定な地合いで20MA近辺まで急落する場面もありましたが、下値では押し目買いが入り前日比プラス圏に戻しています。このところの米経済指標に弱いものが続き、米国経済への先行きに対する不安感が台頭。1月は堅調だった米株式市場も2月に入ってからは上値が重く、米連邦準備制度理事会(FRB)の追加利下げへの期待感が次第に高まっている状況です。トランプ米大統領の関税発言に振られやすいマーケット環境が続きますが、この日もEUの自動車などに25%の追加関税を課すと発言、カナダ、メキシコへの関税については4月2日(水)に実施する意向を示しています。外国為替市場では、トランプ氏の関税発言によってドル売りで反応。東京市場ドル円は148円台後半の水準に位置し、国内金価格は円高推移を受けて売りが優勢です。
■2月26日(水) 9:00
金価格 15,279 円(前日比 -257円)※1g
2025年2月25日(火)のNY金先物は反落となりました。発表された米消費者信頼感指数が市場予想を下回ったことで、トランプ米政権の相互関税政策によってインフレ高止まりが続く中、家計の弱さを示す米経済指標に対する懸念から金相場は売り優勢でした。トランプ米大統領は新たに、「銅」に対しても追加関税を検討するよう指示しました。銅相場は金相場と同様、ここ数年の価格上昇が続いています。「銅」は家電や電子機器などさまざまなところで使用され、世界中で導入が進む再生可能エネルギーや電気自動車に欠かせない金属として年々需要が拡大しています。また、「銅」は銀に次いで電気伝導率が高く半導体の配線材料としても使用されており、半導体の微細化にも大きく貢献する存在です。外国為替市場ではドル安が進み、ドル円はテクニカル上の節目として意識される148円台後半の水準。国内金価格は売り要因に上値を抑えられています。
■2月25日(火) 9:00
金価格 15,536 円(前日比 +71円)※1g
2025年2月24日(月)のNY金先物は反発となりました。主だった米経済指標の発表がないものの、引き続きインフレヘッジ目的および安全資産として投資家の買い意欲は強く、金相場は過去最高値を更新しています。2025年1月以降のドル建て金価格は青天井相場の様相で、日足チャートでは10MAすら下回ることなく右肩上がりで推移。下押しする場面がほとんどない状況で、上値を伸ばし続けています。外国為替市場でドル円は1ドル=149円台後半の水準。日銀の追加利上げ観測から日米の金利差縮小による円買いドル売りの流れは継続しており、148円を下回る円高ドル安局面があれば、テクニカル上はもう一段の円高が進む可能性も考えられます。国内金価格も上昇トレンドを継続中です。
■2月24日(月)
祝日
コメント休み
【メディア情報】水野崇(CFP/1級FP技能士)が金・貴金属買取の「なんぼや」に金相場価格のデイリーコメントを提供
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