好感を持たれる会話術③ ~音感的な癖の巻~
アナウンサーの森田都です。
アナウンサーとしての専門知識やスキルを、講座で多くの方々にお教えしている経験から、皆さんの日常の話し方を改善するヒントを綴っているこのコラム。
前回のテーマは【自分の喋り方の癖を知ろう】でした。
【でも、喋り方の癖ってどんなもの?】と思われた方のために、今回は少し具体例を挙げてみますね。
日々、生徒の皆さんの喋り方を聴いていると【喋り方の癖】は、大きく3つに分類されると、私は考えています。
一つ目は、発音発声、イントネーションの不具合に起因するもの。
声が小さい、発音が不明瞭(=滑舌が悪い)、抑揚の付け方が間違っている、語尾が伸びる、語尾が跳ね上がる・・・など、話し方のリズムとかトーンとか音感的なものが、こちらに入ります。
二つ目は、話の展開のまずさに起因するもの。
話が長い、話が要領を得ない、話のポイントが分からない・・・など、話の構成そのものに、その人特有の難がある場合です。
そして、三つ目は、いわゆる口癖です。
会話の中に、やたらと同じワードやフレーズを差し挟む癖のある人というのが、あなたの周りにもいませんか?
例えば・・・【要するに】とか【逆に言うと】とか、まったく必要がないのに、会話の端々に、頻繁に同じフレーズを入れ込む人です。
人の喋り方の癖は気になるのに、こと自分となると【私にはそんな癖はない】と思っている方が、案外、多いもの。
そもそも、日頃の自分の話し方を意識したり、省みたりということすらなさらない方が圧倒的かもしれませんね。
まずは、自分の癖を知ることが、話し方の改善には、とても重要です。
【美・言の葉サロン】では、グループでも個人でも、出張でのご指導が可能です。
迷ったら、まずはメールにてお気軽にお問い合わせくださいね。