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斉川貴子

コミュニケーションがとれる話し方を磨く講師

斉川貴子(さいかわたかこ) / 司会

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コラム

【話し下手でもOK!ユーモアを磨く】

2018年3月28日 公開 / 2020年6月5日更新

コラムカテゴリ:ビジネス

コラムキーワード: 企業研修言葉遣い マナー

「自分の講師としてのスキルを上げる為にも
セミナーで人を笑わせる技術とネタを知りたい」と私の講師育成の体験講座に
いらっしゃった方がいました。

このお話しを伺い、本講座の受講を
お断りしました。
私はお笑いのプロではないので
人を笑わせる技術やネタを持ち合わせて
おりません。
それを売りにしていたら、
今頃は構成作家になっていたでしょう。

仕事柄多くの方の話す場に立ち会い、思う事は
1対大勢とは限らずどんな場でも
〈おしゃべりな人よりユーモアのある人が〉
『場の空気を変えてくれる』『人が集まる』
と言えます。

場の空気を読み、常に周囲を気に掛けて、
その場にあった事を言えるからでしょう。

しかし、
場の空気を読んでいるから
人前で話すのが上手いかというと、
それは別の話しです。

それでも、場の空気は変わります。

おしゃべりより、話し下手でも、
【その場に合う話しが出来る人】のほうが
強いのです。

その場に合う話しやユーモアを磨くには
日頃から【雑談を楽しむ】事だと思います。

笑わせる技術は、話しの達人である
さんまさんやたけしさんやタモリさん等では
ない限り何の準備もせず
その場でポッと浮かんで笑わせる事は
無理でしょう。

ましてやお笑いの極意を知らない素人が
思いつきだけでやったらダダすべり。。
テレビ等をみながら、
「これはおもしろい」と思うものを控えておき
仲間との雑談の中で試して言ってみて、
ウケたらまた使うというようにして
引き出しを増やすのもユーモアを磨く
一つの方法。

人前で話すのが苦手な人でも
仲間との雑談は出来るでしょう。

是非、雑談を楽しみながらユーモアのセンスや
引き出しを増やしてみてください。

最後に
こんなお話しをご存知ですか。

飛行機を発明したライト兄弟が
初飛行を祝うパーティーで
スピーチを求められました。

その時、
スピーチ嫌いだった兄のウィルバー・ライトは静かに立ち上がり、

「鳥の中で一番おしゃべりの オウムは、飛ぶ事が下手です。
よく飛ぶ鳥はおしゃべりをしません。
私のスピーチもこれで終わります。」

その瞬間、拍手が沸き起こりました。

おしゃべりだからと言って
話しが上手かったり、
感動させる話しや人の注目を浴びる話し方が
できるとは限りません。

彼はおしゃべりな人ではなかったですが、
ユーモアのある人だったので、
人気者になれたのです。

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