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松尾章子プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

着物の脱色

松尾章子

松尾章子

テーマ:着物 色

この白い反物、実は黒の喪服だったのです。

古い喪服の脱色a

お客様が お身内の方から譲り受けた かなり古いもの。
喪服はすでにご準備されているため、別のものにしてお召しになることに。
脱色は、その着物によって、色を抜いてみないと、どのような結果になるか わからないこともあります。
今回は、脱色をした状態で全体を見ますと、全体に色は抜けました。
家紋は結構しっかりと残っていますね。

古い喪服の脱色b

通常はこれから、染めかえる色を決めたり、小紋などの着物にするか、羽織りものにするか-と、いろいろ相談なのですが、今回は、予想通り 生地がとても弱ったため、羽織にすることに。袷にします。

そして、理想の色に染め上げ、家紋の消えていないところがありますの、そこを含めた程よい間隔で、模様を上から描くことにいたしました。

喪服の脱色_c_染替え

これから模様につきましては、 ゆっくり相談です。
いずれにしましても、ご本人様にとって思い入れのある素敵な一着となりますよように。

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松尾章子
専門家

松尾章子(着物コンサルタント)

万葉烏梅染しぎや

色にこだわり抜いた着物づくりの実績を積み重ねてきました。着物を着たご本人だけでなく、その姿を見た方の心まで豊かになる着物だと長年ご愛用いただいています。シンプルに着られる前結びの着付け教室も大好評。

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