Mybestpro Members

松尾章子プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

単衣の時期と体感温度

松尾章子

松尾章子

テーマ:着物 色

初夏の暑さを思わせる日もあれば、出掛けに寒さを感じる日もあり、着るものに困ってしまうこの頃です。
毎年訪れるこのような時期には、単衣の襦袢が重宝します。
夏の生地ではなく、袷と同じ生地を単衣仕立てにした襦袢です。

私自身、春以降、動いて暑さを感じるような日がきましたら、まず襦袢を単衣にしています。
どちらかといいますと寒がりの方なのですが、今年は4月に入ってすぐに単衣の襦袢にしました。
急にまた肌寒い日になっても、着物はまだ袷なので大丈夫。
自身の体感温度にあわせて、羽織りものを袷にしたり、単衣にしたりして調整しています。

ですので、単衣仕立ての羽織ものも、とても重宝しますよ。

いずれにしましても、これから夏に向かいますので、袷でも単衣でも、装いには“軽やかさ”を取り入れたいものです。

軽やか、さわやかな雰囲気の着物のご準備がなくても、帯を染め帯にしてみるだけで軽やかさが出ます。
また、織りの帯でも、地色の明るいもの、軽やかな風合いのものを合わせてみると“軽やかさ”や“抜け感”が出せるのではないでしょうか。


染め帯とのコーディネート例

明色の帯との例

リンクをコピーしました

Mybestpro Members

松尾章子
専門家

松尾章子(着物コンサルタント)

万葉烏梅染しぎや

色にこだわり抜いた着物づくりの実績を積み重ねてきました。着物を着たご本人だけでなく、その姿を見た方の心まで豊かになる着物だと長年ご愛用いただいています。シンプルに着られる前結びの着付け教室も大好評。

松尾章子プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

関連するコラム

プロのおすすめするコラム

コラムテーマ

コラム一覧に戻る

プロのインタビューを読む

色で魅力を引き立てる着物をゼロからつくる着物専門店店主

松尾章子プロへの仕事の相談・依頼

仕事の相談・依頼