ファッションとコミュニケーション
この3週間は、遠方からのお客様が多い週です。
先日は、遠方から片道3時間をかけてお越しくださったお客様。
昨日は東京出張に合わせ、滞在期間を最後の日延長してくださっての遠方へお帰りのお客様、と。
先日お越しくださった方は、最終的にはプロフィール写真の撮影をご希望の方ですが、
まずはのスタイリングレシピをお作りするビジュアルブランディングのコースから。
事前にご記入いただいたシートの情報をさらに深めるため、色々とお話を伺います。
お話を聞けば聞くほど、秘めた想いがあつくて、温かくて。
途中で、お客様と2人で涙目になってしまった時間もあり。
心の中の想いって、伺わないとわからないことがたくさん。
そんな想いまでが伝わるまでには、じっくりお話しを聞かないとわからないもの。
でも少しでも、短い時間でも、その方のその想いまでが伝わるように、、、
その方法として、ご自身を表現する「服」そして「見た目」にどう表すか。。
それを考えるのが私の仕事です。
この仕事をしていてほんとにありがたいな、と思う瞬間ってたくさんあるんですが、
どんどんお客様がステキになられたり、
服を楽しんでいってる姿、自信を持って 進んでる姿に触れられることももちろんですが、
このスタイリングレシピを作る前のお話を聞かせてもらう時間も、宝物です。
似合うスタイルと、印象戦略に使うものは、時には違う。
「似合う」ものをスタイリングするには、そんなにお話を伺わなくても、出来ます。
もしかしたら全てを作るのに1時間もあれば、充分かも、しれません。
ですが、基本は「自分で出来るようになる」。これが最終形。
ご自宅のクローゼットの中のものから、自分で組み合わせをするところまで、
そう考えると、そうそう一気にアイテムも感覚も、変わりませんから、
「自分と共にクローゼットを育てていく」 という時間が必要ですよね。
その時間は人それぞれです。
それには、これからの未来の絵図をどう描いているか、
そのためのクローゼットを揃えていくストーリーを私の中でも描いていきます。
それをご自身でもイメージできるようにお伝えできること、心がけています。
「ある」ものを、見える形にする。それが印象戦略としての基本。
すてきな洋服を1セット持っているより、
毎日気持ちのあがる、心地のいいものを着れるほうがいいかな、と 思っているんです。
勝負服は、勝負服でね♪
そのためには、クローゼットのスペースも関係してくるし、 今お手持ちのお洋服をどう活かすか、
どう片付けていくか、 そしてご予算等ももちろん関係してきますから。
よく「そんなにお金をつかえないから~」とか
「お洋服代そんなにだせないわ」と、コンサルにいらっしゃるまでに悩んだり、
時間をかけて準備をしてくださったり、というお客様のお声も耳にします。
確かに、私にお支払いいただくコンサルフィーは、いただきます。
が、お洋服代は、本当に人それぞれです。
高ければいい、というものでもないし、
安ければ揃えられない、というものでもありません^^
今、できるご予算内で、今日からどうするかを一緒に考えてみます。
すぐに同行ショッピングまでお願いできない、という時間的にも経済面でもという方もいらっしゃいます。
そんな時には、今お持ちのお洋服のお写真を撮ってきていただいたり、
実物をお持ちいただくこともオススメしています。
その方が、ご自宅に帰られてから、自分でもスタイリングが考えやすくなりますからね。
「自分でできる」ように
コンサルタントがいれば、「できる」。
それだけでは、もったいないと思っていてね。
目指せ♪「自分でできる」
今できることから。
今日の1日から。
まずは、「こんなもんかな~」とか
「とりあえず」とか、自分の気持ちのあがらないもの、ワクワクしないものは、片付けるか、
捨てる勇気がなければいつもの洋服たちとは別に、まずはまとめてみてください。
毎朝目に入らないカテゴリーに。
それで不自由がなかったら、、、
(笑)きっと必要がないものかもしれませんね。
数を持つより、大切なこと。
梅雨とはいえ、暑い日差しの日が続いてますね。
気持ちいい風を、クローゼットの中にもいれてみてください。
スペースも、気持ちも。
魅力の総合演出家 斉藤典子