ファッションとコミュニケーション
先日コンサルティングにいらしてくださった女性の方のお悩みに、
「私よく誤解をされるんです。。。思ったことがうまく伝えられないんですかね。。」
伝える技術と
伝わる技術って、少し違うんですよね。
例えば、
「言ったことが相手に伝わらない・理解されない」って日常生活でありますよね。
言いたいことを的確に理解をしてもらうためには
人(誰か)にも伝わるための言葉としての表現の方法や範囲を広げることも「伝える・伝わる」力を伸ばすには必要。
でも、人が何かを表現ができる方法、
そして「伝える、伝わる」ための方法は、言葉と動き(行動)だけではないんですよね。
そこにいるだけで、伝わることってありませんか?
なんとなく「この人って・・・」って想像できるコトってありませんか?
見た目から伝わることは?
同じ人でも、見た目や服が変わると人柄まで違ってみえませんか?
例えば、セミナーで写真を見てもらって「この人どんな人だと思いますか?」
という質問をすると、
いやいや・・・年齢や性格だけでなく、趣味や職業、年収、既婚歴(笑)まで
リストにあがってくることがあります。
ご本人には直接会ってもいないし、話している声や表情も見ていないのに
写真という1枚の静止画から、だけで。
今の世の中、競合ビジネスがないものは、ほとんどと言ってないでしょう。
では、何が商品やサービスを買うときの基準になっているか。
「何を買う」ではなくて、
「誰から・どこから」買うか。
これが大きな選択基準になっています。
損得もそのひとつ(損得に基準も人それぞれですが)だし、
その後の関係性がつながるものであったり、対応してくれた人であったり、
好きなお店であったり、、、
それは、無意識のうちにも。
お客様心理として
・損はしたくない
・優越感を感じたい
・満足したい
・わがままをいいたい
・・・・・etc
誰しもがこんな気持ちを持っているし、判断する基準はひとそれぞれですね。
また、お客様がどこの誰から買いたいか、
その選択肢の幅は、限りなく広がっています。
だからこそ、
コミュニケーションの速度と深さを早めること、って
この情報化社会だからこそ、必要だし、必須と考えています。
外見力はコミュニケーションの速度と深さを変える
一瞬の「見た目」から伝わる情報は、コミュニケーションの速度と深さを変えていきます。
ただ、モノの情報をコントロールすることにまだ意識が高いのも現状かな〜、と思うこともしばしば。。
情報をコントロールすることも大事ですが、
ブランディングとは、商品やサービス自体を伝えるためのものではなく、
「誰から・どこから」買うか。
今、人が選ぶ・決める際の大きな選択基準になっているこのポイント。
この差別化や個性、これが必要な人に届くこと、
届けるために会社や人、商品の印象の発信を整えて管理していくこと。
それが
商品やサービスを提供する側の私たちも「出会いたいお客様に出会えること」であり、
その商品やサービスが「必要な人に届くコト・買ってもらえること」
仕事をする側(商品やサービスを提供する側)も、
ストレスなく、楽しく、やりがいを感じながら、、、さらに仕事ができたら
人材力も、自ずと伸びていきます。
また「伝えること」と「伝わること」は違う。
その伝わる速度を変えるモノ。
伝える力が強くなるモノ。
言葉では表現できないこと、
一瞬の時間で多くを想像し伝えること、想いという見えないものを「見える化」する。
それがビジュアルブランディングの基本です。
ビジネスに活かしたい方や起業家の方には
ビジネスコンセプトやこれからのビジョン、これから出会いたい人物像、
そして現状の問題点やもろもろ、、細かく初めてにヒアリングさせていただきます。
これは、その瞬間で終わる一瞬の魔法のようなものではなく、
育てていくもの、と私は考えています。
時間とともに、育てていく。
自分の想いや考え、そして私という人を表現する方法のひとつだから
一瞬や一回で自分でできるようになるって、なかなかハードルが高いかも、です。
だからこそ、少しずつ、毎日意識してコツを習慣化してみる。
これまでの自分の慣れ親しんだ感覚・習慣って、一瞬で変わることって難しいですよね。
明日からの自分をリアルにイメージしてもらって、
それを少しずつ肌感覚から慣れていく。
たかが、「服」。
されど、「服」。
あなたがそのビジネスを通して「伝えたいこと」はなんですか?
魅力の総合演出家 斉藤典子