日本舞踊のいろは 〜手ぬぐい、扇子、小道具〜
おさらい会が終わりました!
毎年のことながら、準備を整えて無事に終わるとホッとします。
一番大切にしていることは、最高の出来ばえを披露する一点を大切にする舞台というよりも、昨年からの一年間でどれだけ成長出来たかを見守っていただける線を大切にする舞台にしたいと思っています。
弟子達の感想と家族の感想
弟子の感想は様々です。
着物姿で髪を新日本髪に結ってもらい、自分ではないみたい!
稽古の時のように踊れた!や舞台は良かったけれどビデオを見てがっかりした。
一年間自分と向き合いました。
気持ち良かったです。
とても楽しみにしているのは、家族からの感想です。
ピアノや英語などの発表とは違い、家族が初めて観る日本舞踊を熱く語ってくれます。
着物の綺麗さや所作の美しさ、聞き慣れない長唄のことや帯結びのこと、幅広く感動している様がわかります。
日本の文化を発信する舞台
踊っている方々が、家族や友達、知り合いに向けて、日本文化を発信していることになります。
ただ日本舞踊を踊っているのではなく、舞台から日本舞踊や文化、着物などを伝えていることになります。
観た方々が踊りはもちろんのこと多岐にわたる感想を言ってくれるため、踊り手は来年に向けての励みになります。
着物について
おさらい会で披露するにあたり大切にしていることは、着物を自分で着るということです。
日頃からお扇子を持つことと同じように着物を自分で着ることを大切にしています。
弟子達はいつの間にか着物を自分で着て、人にも着付けが出来るようになっていきます。
誇り
自分で着物を着られるようになると、自信がつくという言葉では言い表しきれない、『誇り』を感じます。
凛とした姿が眩しい様子になります。
何度もこの光景を目にしています。
日本舞踊を通して
踊りを通して、伝えたいことがたくさんあります。
弟子達がそれぞれに小さなことから発信することで、広がりをもつことでしょう。
最近は小さなお子さんや若い方が、日本舞踊に興味をもち入門することが増えています。
また来年に向けて進みたいと思います!
※個人情報保護のため、お辞儀写真です。