名取になって大変なことを教えてください! 〜日本舞踊〜尾上流
自分で着付け
小学1年生が習い始めて1年で、浴衣と半幅帯が結べるようになりました。
とっても嬉しそうに帯結びをして、とっても嬉しそうに踊りのお稽古をしています。
自己肯定感
このたびHPにて弟子達の言葉を掲載しようと募集したところ、小学1年生のお子さんが
「だてじめと帯を結んで、ちょうちょに一人でできるなんて、自分はすごいな素敵だなと思います!」と書いてくれました。
とびきりの自己肯定感と感じました。
日本舞踊を教えていて、時々このような場面に遭遇します。
大人も出来ないこと
着付けや日本舞踊は、昔は誰しもが観たり踊ったりと身近にあったものだったのでしょうが、
今や大人も出来ない方が多く、子どもが出来ることで大人から褒められることが多いです。
大人から褒められて得意気になっている様子を見ることもしばしばあります。
日本舞踊
よくピアノの発表会などで、今日はどこが良かったねとか音が抜けたとかコメントする親御さんが多いと思いますが、日本舞踊の発表会では手放しで親御さんが喜んでいる様子がほとんどです。日本舞踊は正解が難しかったり、親御さん自身がよくわからなかったりすることが多いので、おじぎをするだけでも喜んでくれます。
昨日の自分と比べて
日本舞踊にはよくある習い事の何級みたいなものがあまりなく、体格なども込みで曲に合う合わないというものもあり、昨日の自分と比べて、昨年の自分と比べて成長しているかどうか、が鍵となります。
競争社会の中で
この競争が多い中で、こんなにマイペースで、自分を高められるものがあってよかったと思うのです。だから、どなたでも、いつでも始められて、いつまでも続けられる日本舞踊を目指しているのです。