■シリーズ/狭小敷地の土地選びのコツ - 2
毎日の生活をバラエティー豊に楽しむ建築手法
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「インナーテラスの建築」シリーズ
現代版 縁側空間のある住宅!!
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テーブルセットとソファーを置いて・・・・食事してテレビを見るだけの生活スペースなんて・・・・・
絶対楽しい!! インナーテラス のあるリビングルーム!!
二十数年前・・・・作ってみたら本当に楽しい家が出来上がりました。
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縁側、軒先、前庭、土間・・・・・日本の住宅になくてはならなかった外部的な生活の場。
古来から日本人は「外」と浸透性のある生活をしてきました。
しかし近年こういったスペースは切り捨てられ、敷地が狭い、庭がない、騒音が入る、プライバシーがないなどの住宅事情で、屋内に引きこもることを余儀なくされてしまいました。
そこで私は、外部空間の生活機能を住宅の内部に取り込むことによって、外と内がゆるやかにつながった新しい生活スタイルが生まれるのではないかと考えました。
こうしてできた「インナーテラス」は、家の中にある、半戸外のアウトドアリビング。
昔の民家の土間を明るくしたような、縁側や軒先の生活を家の中に再現したような空間です。
野外でバーベキューをしても、風が強いと不快だし、雨が降れば大あわてになります。
しかしインナーテラスなら、雨が降っても風が強くても大丈夫。
洗濯物干し、植木鉢の植え替え、日曜大工、子どもの水遊びまで、いままで外でしていた生活がリビングルームでできてしまう、便利で楽しい生活テラスなのです。
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【パターン1】 狭い庭を広く使う・・・インナーテラスのアウトドアリビング
雨が降っても家の中でバーベキュー!!明るい土間テラスの提案。
このインナーテラスは、床にタイルを敷き、一部に土を入れて樹木や草花を植え込みました。
二層吹き抜けの南側は、間口いっぱいにガラスパネルの折戸サッシを設置。
サッシを閉じれば室内になり、サッシを引くと全面開口。まさに「外」になります。
リビングに直植えの植物があり、子どもが水遊びできる土間テラスがある。
汚れたら水洗いできるので、犬小屋も置ける。レンガの炉も設置したので、雨や風を気にせず、
アウトドア気分でバーベキューも楽しめます。