■シリーズ/狭小敷地の土地選びのコツ - 2
狭小敷地を広々楽しむ建築手法
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「囲いの建築」シリーズ
都会の中のリゾートハウスに住もう!!
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あなたの土地の空の青さは・・・・宇宙まであなたのもの!
周囲の視線を入れない庭囲いのある「囲いの建築」は、風呂上がりに裸ん坊で飛び出して夕涼みできる!
まさに「都会の中のリゾートハウス」の提案です。
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庭の緑や風を楽しみたくて、大きな窓のついた開放的な家を建てたのに、道路からまる見えで落ち着かず、結局窓にはいつもカーテンがかかったまま、庭で過ごすこともなく……そんな残念な住まい方をしている方は決して少なくありません。
そこで私が考案したのが「囲いの建築」でした。中途半端なフェンスではなく、半透明パネルで、2階までの高さのある塀をつくり、敷地全体をぐるりと囲ってしまう。あるいは建物の外壁自体を塀にして、テラスなどの外部空間ごと包み込んでしまう。
とくに土地が狭くプライバシーも保ちにくい都会で快適に住まうためには、砦を築き、内と外を一体化させた小宇宙をつくる必要があるのではないでしょうか。
こうして設計した「囲いの建築」の中では、みなさん本当にリラックスして暮らしています。
たとえば風呂あがりに裸で中庭テラスに出て、ビールを傾けながら夕涼みだってできます。
外からの視線を遮断したうえで、家と庭をつなげれば、周囲に気をつかわずに戸外の開放感を味わうことができるのです。
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【パターン1】 立体テラスの中庭と屋上庭園の家
前後左右が立て込んだ住宅街。横がだめなら立体的に庭をつくろうということで、中庭+階上にルーフガーデンを設置。
建物はシンプルな箱形にして、壁自体が塀の代わりになるように設計しました。
壁面の一部にはガラスブロックを組み込んだので、光を入れながらも視線は遮り、
壁で囲むことで騒音もかなり防いでくれます。
2階にリビングダイニングをつくり、屋上庭園に向かって大きな窓を取ったので、
隣家を気にせず窓を開け放ち、光や風を感じて暮らせます。