■シリーズ/狭小敷地の土地選びのコツ - 2
まず日本人の庭感覚を考え始める前に、私の懐かしいなあ・・・と思うような
日本人の心の古里(ふるさと)を訪ねてみたいと思います。
日本人の生活感には、庭に対して独特の感性があるような気がします。
上の写真・・・縁側のある農家の写真です。
私も縁側のある家で育ちました。茅葺きではありませんが縁先に程よい広さの前庭のある家でした。
このコラムをご覧の方で、縁側のある家で生活された方・・・いらっしゃるでしょうか?
今の時代・・・生活体験のある方はかなり少なくなってしまいました。
私の少年時代の縁側生活・・・思い出せば楽しいことがいっぱいありました。
日だまりの冬の縁側・・・ガラス戸を閉めるとちょうどよい日向ぼっこの場所でした。
いつも猫が昼寝をしていました。
春には・・・お花見の特等席。
夏の夕涼み・・・スイカ食べて種のとばしっこ。花火もしました。
秋には・・・手を伸ばせば吊し柿があり、おやつを食べる場所でもありました。
縁側・・・「ヒラメの縁側」も美味しいけど!!・・・縁側生活には非常に美味しい生活があったのです。