発達相談はなぜ「社会福祉士(ソーシャルワーカー)」にするといいの?

先日、こども家庭ソーシャルワーカー認定試験を受験し、無事に合格することができました。
こども家庭ソーシャルワーカーとは、こども家庭福祉分野で働くソーシャルワーカーの専門性向上を目的とし、2022年の児童福祉法改正により創設された認定資格です。
資格取得には「社会福祉士・精神保健福祉士有資格者ルート(第1号・第2号)」「実務経験者ルート(第3号)」「保育士ルート(第4号)」の3つのルートがあり、ルートごとに定められた研修の受講と資格認定試験の受験・合格、そして資格登録が必要となります。
今回私は、「社会福祉士・精神保健福祉士有資格者ルート(第1号)」での受験となりました。
第1号と第2号の違いは、児童福祉施設等で2年以上「主として」相談支援業務に携わっていた実務経験があるかどうかで、私の場合は公的機関での相談支援専門員としての経験や、現在経営している障害児通所支援施設での児童発達支援管理責任者としての経験を算定することができました。
第1号ルートといっても、定められた指定研修は全18科目、100.5時間以上もありました。
それ以外のルートになると、第2号でさらに追加研修が24時間、第3号・第4号でさらにソーシャルワーク研修が165時間必要とされるなど、どのルートにおいても体系的かつ実践的な学びが求められます。
それらを全て3~4ヶ月で履修しなければならないため、仕事との両立は大変ハードでした。研修受講期間中は土日はほとんど埋まりますし、夜は動画視聴しながら寝落ちしてしまい、何度も同じ動画を視聴しているのに全然理解が進まない…と焦る毎日…。
一方で、良かったこともたくさんありました。
研修では、アセスメント、ケースマネジメント、多機関連携、家族支援といったソーシャルワークの基本を、こども家庭福祉の文脈であらためて体系的に学び直すことができました。特に、個々のこどもの特性や表面上の行動だけではなく、家庭環境や養育状況、地域資源を含めた「全体像を捉える視点」の重要性を再認識する大切な機会となりました。
また、研修実施団体の先生たちがとても面倒見がよく、いつも優しくサポートしてくださったことと、日本全国で活躍する、同じこども家庭福祉分野でがんばっている仲間に出会えたことも大きな学びでした。
研修実施団体によって、すべてをオンラインで受講できるところや、対面形式で学べるところなどさまざまですが、私は出不精のためすべてオンライン受講で完結できる学校を選びました。
受講者は北は北海道から南は沖縄まで、日本全国から参加されていて、オンライン上ではありましたがグループワークを通じて各地域の様々なお話がを聞けたことは貴重な学びになりましたし、季節の変わり目になると地域によって服装が全然違ったりすることも地味に面白かったです。私の地元である秋田県からの参加者はいらっしゃいませんでしたが、クマの話が話題になったり、どこかで地震や大雨などがあるとみんなでその地域の方のことを心配したりと、あたたかい仲間意識が結ばれていきました。
そして試験当日(令和8年3月1日)には、先生がわざわざ宮城県から会場まで応援に来てくださり、オンライン上での事例検討にともに頭を悩ませてきた仲間たちにも、初めてリアルでお会いすることができました!試験だというのにみんなでワーキャー言いながら写真を取ったり、お菓子を配り合ったり。そんなに盛り上がっている学校はここだけだったのでは…と思います(笑)
全国に、こどもや家庭の幸せのために心を尽くしている仲間たちがいる…そう思うだけで、自然と自分の心まで熱くなる…試験に合格した以上の豊かな経験をさせていただいたことに、心から感謝です。
この学びと出会いを、私が関わるすべてのこどもたちとご家庭のために、しっかり生かしていきたいと思います。
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こども家庭ソーシャルワーカーについては、こちらから詳細をご確認ください。
こども家庭ソーシャルワーカー|日本ソーシャルワークセンター
私が指定研修を受講した研修実施団体です。※学校の許可を得て掲載をさせていただきました。
株式会社さくら



