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人工大理石(人造大理石)を使ったキッチンカウンターの特徴

小林正昭

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テーマ:人工大理石

人工大理石(人造大理石)が人気な理由

最近では手に入れやすい価格帯のものも増えてきた大理石は、高級感もあり人気の建材です。しかし、大理石は吸水性が高く、水に濡れるとシミになることもあるので、水回りに大理石を使うことをとまどう人もいます。

そんな中、大理石の高級感と使い勝手の良さを両立させるべく作られたのが人工大理石(人造大理石)です。
人工大理石は、大理石の模様に似せたアクリル系樹脂またはポリエステル系樹脂できており、人造大理石は大理石を混ぜ込んだ樹脂で出来ています。両方とも大理石では使いにくい水回りにも気兼ねなく使えるので人気がある建材です。

天然の大理石で作るにはコストが掛かり過ぎるシンクとカウンターとの一体型なども、人工大理石(人造大理石)であれば手に入れやすいのです。

キッチンに人工大理石を使う場合、気をつけておきたいこと

水回りに人工大理石を使うことを決めた時にも気をつけておきたいことがあります。人工大理石は樹脂でできているのですが、アクリル系樹脂でできた人工大理石は汚れが落ちやすく、ポリエステル系樹脂でできた人工大理石は耐熱性が高いというメリットがあります。

それぞれの特徴を知った上で人工大理石を選ぶようにしましょう。

人工大理石は大理石に比べるとキズがつきやすいので、クレンザーや硬いたわしなどで掃除すると光沢がなくなったり、熱い鍋をそのまま置いたりすると変形したり変色したりすることもあります。
また塩化メチレン系の溶剤を含んだもので拭くと表面が溶けたりするので、掃除をするときにもその洗剤を使っていいのかを確認するようにしましょう。

それぞれの特徴を理解した上で、本当に人工大理石でリフォームをしたほうがいいのかを考えましょう。

キッチンカウンターに人工大理石を使うメリット

人工大理石のメリットとして、柄と色が揃っていることが挙げられます。大理石は天然石だからこそ同じ石から加工したにも関わらず、微妙な色の違いや柄の違いが出ることがあります。その違いが魅力でもあるのですが、一部が壊れてしまった時などには色や柄を合わせにくいのです。

人工大理石は、一部を張り替えるとなった時も同じ型番の人工大理石を購入すれば違和感のない修理ができるというのも嬉しい部分です。

せっかくリフォームをしたのであれば、長く綺麗に使いたいと思うのは誰しもが同じだと思います。その中で人工大理石は高級感と共に維持のしやすさ、綺麗に保ちやすいという部分で大変人気を集めているのです。

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小林正昭
専門家

小林正昭(一級建築士)

株式会社ジャストン東京

石材に関わるあらゆる工事を担当。リフォームやインテリア、修理や洗浄、家具の制作など、幅広い依頼に対し、予算や希望に応じてきめ細かな提案を行う。墓地や霊園、供養の情報にも詳しく、相談を受け付けている。

小林正昭プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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