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コラム

御影石と大理石、それぞれの特徴や違い

2015年6月21日

テーマ:大理石・御影石

コラムカテゴリ:住宅・建物

コラムキーワード: 墓石 種類大理石御影石

天然石の美しさに人は惹かれる

御影石や大理石は、色の豊富さ模様の美しさから昔からたくさんの人に愛されてきた石材です。外壁や内装問わずさまざまなものに使われてきました。大理石はその美しさから彫刻の材料としても使われており、美術館などでも見かけることができます。また御影石は墓石や外壁などで使われています。

同じように石材として使われているものですが、それぞれに特徴が違います。
扱いを間違えると表面が溶けて、最悪の場合補修をしなくてはいけなくなる可能性もあります。それぞれの性質を知っておきましょう。

大理石の特徴

大理石は古代ギリシアのパルテノン神殿に知られるように昔から建材として利用されてきました。採掘場として有名なのはイタリア、フランス、トルコ、ポルトガル、スウェーデン、カナダ、インドなどで、日本でも採掘はされているものの、建材として使われるのは山口県美祢市で採れたものぐらいで、ほとんどは工業原料になるようです。

大理石は石の中では加工がしやすい程度の硬さで、吸水性が強く、何も保護をしてない状態で水に濡れてしまうとシミになるという特徴を持っています。

きれいな模様と光沢は高級感を演出してくれるので、高級な建材として人気を集めてきました。
大理石を模した人工大理石も生まれるなど、多くの人が美しさに魅了されてきたことがうかがい知れるのではないでしょうか。

大理石は酸性に弱い特徴があるので、酸性洗剤を使うと最悪の場合、表面が溶けることがあります。水場で使う際には防水コートが欠かせないなど、配慮が必要な材料と言えるでしょう。

御影石の特徴

御影石は日本でも昔から墓石や外壁で使われてきた建材です。日本でもさまざまな場所で採石がされており、ブランド化されています。国内の有名な砕石場としては、兵庫県神戸市、福島県伊達市、茨城県笠間市、茨城県桜川市などがあり、高級石材として名を馳せています。

海外ではアジア、オセアニア、アメリカ、ヨーロッパ、アフリカといろんな場所で特徴のある御影石が採掘されています。日本産の御影石に比べると外国産の御影石はカラーが豊富です。
御影石は硬く、キズがつきにくく、水にも強いという特徴を持っており、屋外や水回りの建材としても広く使われています。

御影石は硬いという特徴があるために、お年寄りや子供がいる家の床につかうと負担が掛かるとも言われており、家族の安全なども考慮しながら使うことをおすすめします。

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