相続で兄弟と共同で所有することになった部屋を賃貸に出せるのか?
私が日々の相談で一番大切にしているのは、お客さまが「買える」物件と「買って幸せに暮らし続けられる」物件は、必ずしも同じではない、という事実をお伝えすることです。
住宅購入を目前に控えたあるご夫婦からご相談を受けたときのことです。収入や資産をもとにキャッシュフローのシミュレーションを行ったところ、検討中の物件のローンが将来的に生活を圧迫する可能性が見えてきました。将来を完全に予測することはできませんが、急な病気やけが、勤務先の業績悪化なども視野に入れておく必要があります。結果として計画の見直しにつながり、感謝の言葉をいただきました。
こうした「セカンドオピニオン」としての関わり方は、当社のサービスの大きな柱になっています。すでに他の不動産会社と話を進めている方からも、「この判断で本当に大丈夫か、第三者の目で見てほしい」というご相談を多くいただきます。「今お願いしている仲介会社に不安がある」「マイホームを購入するべきか賃貸にするべきか迷っている」といったお悩みも、毎月のように届きます。
私は不動産会社の立場でありながら、必要があれば「今回は購入を見送るべきです」とお伝えします。憧れの物件を手に入れたい気持ちは理解できますが、その後の何十年もの暮らしを背負うのはお客さまご自身です。だからこそ、客観的な数字を示しながら、納得のいく選択につながるよう支援することを、自分の役割として徹底しています。


