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「買える」だけで決めない。FP視点で将来を見据えた不動産売買を提案

不動産売買でFP視点のセカンドオピニオンを行う専門家

橋口裕貴

橋口裕貴 はしぐちゆうき
橋口裕貴 はしぐちゆうき

#chapter1

不動産売買と人生設計を組み合わせたFP視点の提案を強みに、セカンドオピニオンにも対応

 住宅や土地の売買にあたり、ファイナンシャル・プランナー(FP)の視点で顧客をサポートする「日本FP不動産」の代表・橋口裕貴さん。住まいの購入や相続による売却は人生の大きな節目だからこそ、不安を抱えたまま契約に進む人も少なくないと話します。

 「私はこうした決断をする際に、FPとして一緒にお客さまのライフステージを考えます。『家族が増えるならどんな物件が合うか』『今回は購入を見送るべきか』『古い家を売却するのか、活用するのか』など、将来を見据えた選択肢を提案できるのが強みです」

 中でも力を入れているのが、売買を検討中の人に向けたセカンドオピニオンとしての情報提供。特に物件の購入を希望している人には、その後のキャッシュフローを可視化し、長期的に家計が成り立つかどうかを一緒に確認していきます。

 「相談者の中には、希望する不動産と、無理なく購入できる価格帯とのギャップに気付いていない方もいます。憧れの物件を手に入れたい気持ちは理解できますが、住宅ローンの審査が通ることと、その後も無理なく暮らせるかどうかは別の話です。だからこそ、根拠となる数字を示しながら、必要に応じて『待った』をかけるのが私の役割だと思っています」

 近年は実家の相続に関する相談も増えており、売らずに保有を希望する人も一定数いるとのこと。その際も、顧客の思い出に配慮しながらデータを整理し、数年先まで見据えた判断ができるよう支援しています。

#chapter2

負けず嫌いな少年時代を経て不動産ベンチャーへ。より挑戦できる環境を求めて独立を決意

 橋口さんは鹿児島県の志布志市で生まれ、小学生の頃はピアノ教師である母親から指導を受け西日本地区のコンテストで準優勝したことも。中学ではソフトテニスに打ち込み、「音楽でも運動でも勉強でも負けたくなかった少年時代でした」と当時を振り返ります。

 「高校に入る頃から『外の世界を見たい』という気持ちが強くなり、そのため大学は都会に出ようと決め、受験勉強に専念しました。立命館大学経済学部へ進学後は、体育会系のサークルに入り、再びソフトテニスに打ち込みました」

 卒業後に選んだのは、都内の不動産仲介を手掛けるスタートアップ企業。従業員としてではなく、一人の人間として向き合ってくれる会社だと感じたことが入社の決め手だったといいます。

 「あえてスタートアップ企業に飛び込んだのは、『若いうちこそ厳しい環境でもまれたい』と考えたからです。負けず嫌いな性格もあり、営業成績でも結果を残しました。その後は仲介業務以外にも関心を広げ、物件管理部門の立ち上げにも携わりました。より深く、長く、オーナーさまや入居者さまと関われる仕事にやりがいを感じたからです」

 その後、FP資格の取得に向けて勉強を始め、2023年には一級ファイナンシャル・プランニング技能士を取得。同年、自分の力で挑戦したいとの思いから「日本FP不動産」を設立しました。

 「業界について知るほど『もっとお客さまの役に立てる』と、欲が湧いてきました。そのため前職で物件の売買やFPのビジネスも始めようと考えましたが、同僚や部下の負担を増やすのは違うと感じ、独立を決意しました。私が立ち上げた管理部門は今も残っていると聞き、本当に感謝しています」

#chapter3

相続では売却せず賃貸活用する選択肢も。思い入れのある不動産だからこそ早めの相談を

 仕事のやりがいは「年月をかけて顧客に寄り添えること」。独立後は不動産だけでなく、資産全体のバランスやライフプランニングまで含めて助言しているため、結婚、出産、定年退職、相続など人生の節目に長く関われることが喜びだと話します。

 「想定されるリスクを整理し、どのような選択や準備が必要かをお伝えしています。先日も住宅購入を目前に控えたご夫婦から相談を受け、収入や資産をもとにシミュレーションを行ったところ、その物件のローンが将来的に生活を圧迫する可能性が見えてきました。将来を完全に予測することはできませんが、急な病気やけが、勤務先の業績悪化なども視野に入れておく必要があります。結果として計画の見直しにつながり、感謝の言葉をいただきました」

 また、ビルを相続した顧客から「本当は手放したくない気持ちもあるのですが、どこに相談しても売却前提の話が多くて…」と相談を受けたこともあったそうです。そこで橋口さんは、気持ちの整理がつくまでは保有を続け、当面は賃貸として活用する方法を提案しました。

 「地域の需要を踏まえ、条件を整理した上で賃貸として活用できました。その後の物件管理も任せていただき、後に売却も担当しました。不動産相続では、家族の思いや事情が複雑に絡み合うことも少なくありません。専門家に相談することで、解決の糸口が見つかる場合もあります。そんな時に頼っていただける存在であり続けたいですね。将来的には、同じビジョンを持つ仲間を育て、より多くの方を支えられる会社にしていきたいです」

(取材年月:2026年4月)

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専門家プロフィール

橋口裕貴

不動産売買でFP視点のセカンドオピニオンを行う専門家

橋口裕貴プロ

ファイナンシャル・プランナー

株式会社日本FP不動産

ファイナンシャル・プランニングの知見を生かし、住宅購入や相続時の売却において、人生設計を踏まえた提案を実施。セカンドオピニオンとしても客観的な数字を示しながら、納得のいく選択につながるよう支援します。

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