【VBA初心者向け】「マクロの記録」を使ってコード入力のイメージをつけよう
「マクロの記録」の説明の際に登場していたVBEについて説明します。
VBEは「Visual Basic Rditor」の略であり、VBAで使われるコードエディタとなります。記録したマクロの編集や、コンパイラ、デバッガ、その他の開発支援ツールが統合された開発環境です。
それでは、VBEで前回のコラムで紹介した「マクロの記録」で作成した、マクロのソースコードを見てみましょう。
①「開発」タブを選択して、「Visual Basic」をクリックする。
②標準モジュールの「Module1」を選択する。
すると右側にコードが表示されます。
実際に記録されたマクロのソースコードを見てみると、VBAでコーディングされていることがわかります。わかりやすく書き換えると、各部分の記述内容は下記のようになっています。
◆コメントアウト
コメントアウトとは、コードの中の一部分をコードとして無効にしたり、メモ書きをすることができます。(マクロの実行には影響はありません。)
誰かがこのコードを見たときに理解しやすくなるように使い、ソース管理(作成日や変更履歴等)や処理の説明のために利用されています。
上記の「マクロの記録」を利用した場合は、自動でコメントアウトの領域が作成されています。
◆Subプロシージャ
マクロの最小単位をプロシージャと呼び、最も基本的なプロシージャはSubプロシージャとなります。
これはSub~End Subの間にソースを記載することでプログラムとして実行できるようになります。
【基本の形】
Sub マクロ名()
処理内容
End Sub
<補足>
プログラムとソースコードは同じ意味?
⇒結論を先にお伝えしますと、別物となります。
それぞれの説明は以下となります。
・プログラム
コンピュータなどの機械が理解できるもの
・ソースコード
プログラムのもとになる、プログラミング言語等を使って書かれた、人が理解・記述しやすいもの
<まとめ>
今回のテーマであるVBEの説明は以上となります。
VBAを書いていく上で様々な用語が出てきますが、焦らず一つずつ覚えていきましょう。