英語の偏差値45と50を行き来する原因と、英文法の学び直し方

井川治久

井川治久

テーマ:(8月生、9月生)いつからでも入塾OK


学校でも塾でも予備校でも、英語の授業はきちんと受けているのに、英語の偏差値が50を少し越えたかと思うと、また45前後に戻ってしまう…。高校生、浪人生、そして親御さんから、私が頻繁にお聞きするご相談がこれです。

「英語という科目のつかみ所が、いまいち見えません」。面談の席で、そうおっしゃる方が本当に多いのです。大学受験英語の英文法をマンツーマンで教えて42年になりますが、この言葉は毎年のように聞きます。

きょうは、そのご相談に私がどうお答えし、どんな順序で授業を進めているのかを、包み隠さずお話ししたいと思います。

偏差値が50と45を行き来する理由

この理由は、授業を受けた「量」の問題ではないことが、ほとんどです。

遠回りに感じられるかもしれませんが、「英文がどのように書かれているのか」「英文の仕組み、構造はどうなっているのか」を頭に入れないかぎり真の上達は見込めない、というのが私の答えです。つまり、英文法のルールを含む基本文を、理解して、暗記すること、ここが出発点です。

問題演習の量を増やせば偏差値は上がるはずだ、とお考えの方は少なくありません。しかし私はそうは考えていません。仕組みが頭に入っていない状態で演習だけを重ねると、たまたま解けた問題と、まったく歯が立たない問題が混ざります。だから点数が上下する。50を越えては45に戻る、というのは、まさにその状態だと私は見ています。

疑問を残したまま先へ進めば、穴だらけのまま進むことになり、結局わからなくなってしまう。ですから私の授業では、一つの疑問も残さないことを心がけています。

実は、私自身も中学生のころに「英語ニガテ」に陥りました。高校生になって気がつくと、英語の偏差値は40。そこから一歩ずつ、基礎からやり直して、70以上まで引き上げた経験があります。どこでつまずき、何がわからなかったのかを、自分の身体で覚えているからこそ、いま伸び悩んでいる方の気持ちが、私にはよくわかるのです。

英文法マンツーマン講座で踏む4つの工程

この順番を入れ替えないこと、これがいちばん大事だと思っています。

第一に、解説です。英文法を含む例文について、なぜそうなるのかを、生徒ひとり一人のペースに合わせて、くわしくお話しします。ここを急ぐと、あとの工程がすべて崩れてしまいます。

第二に、反復音読です。文法の理解が終わったら、今度は私と一緒に声に出して繰り返し読みます。文法を含む例文を、目でなく「音」で頭に入れていく工程です。すべての英文を一緒に音読し、発音も確認します。音読は習得の方法としてとても効果的だというのが、私の実感です。音読の際には、電子辞書を引いて発音を確かめる習慣も、あわせて身につけていただきます。辞書は「意味を調べる道具」だと思われがちですが、私は「音を確かめる道具」でもあると考えています。

第三に、小テストです。希望者には(といっても大半の生徒が希望されるのですが)、「文法ルールを含む文を、本当に覚えられたか」を確かめる小テストを行います。

第四に、当てはめて読むトレーニングです。覚えた例文のルールを実際の英文や英語長文を読む場面で見つけ出し、同じ形として処理していく練習のことで、覚えた知識が「使える力」に変わるのはこの工程です。

この四つが、生徒自身の「習慣」になるまで、生徒のペースで、身につくまでお教えします。

マンツーマン英文法講座の詳しい内容は、こちらをご覧ください。
https://r.goope.jp/ikawa-juku559/free/eibunpou-class

いちばん時間をかけるのは、一緒に読む確認作業

私が最も力を入れ時間をかけているのは、生徒が英文の構造、つまり英文法と英語構文を理解し、暗記し、当てはめられるようになったかどうかを、授業中に生徒と一緒に英文を読みながら確かめる作業です。

この作業は、すべての英文について「文構造」「読解法、思考法」「入試でのポイント」を確認していく形で進みます。生徒に一方通行で押しつけるのではなく、対話をしながら、生徒の反応を見て進める。だから、どこが抜けているのかがその場で見えます。

体験授業にいらした生徒の習熟度も、私にはすぐにわかります。入塾されるかどうかは別として、志望校さえ伺えれば、その場で1年間のカリキュラム構想をお話しできます。

正直に申し上げると、いまの英語の成績によっては、この確認作業に膨大な時間を要します。ですから私は、高1の夏休み、遅くとも高2の9月には「英文法の基礎」をスタートしていただきたいとお伝えしています。高3生、浪人生で遅れをとっている方は、今すぐに。

井川塾・受験英語学院の授業を90分×2コマ、あわせて180分にしているのも、この確認の時間を確保するためです。休み時間をはさみ、希望される方にはさらに30分から60分の授業延長を、追加料金なしで行っています。10畳の教室に、生徒1人と私だけ。理解、暗記、思考に集中していただくための環境です。

なぜ、いちいち確認するのか?

英語が苦手な生徒の場合、「きちんと学習してきたか」を、いちいち質問して、答えてもらって確かめること。これこそが、マンツーマン授業に月謝をお支払いいただく価値の、最も重要な部分です。そこまでやらなければ、上達は見込めません。厳しく聞こえるかもしれませんが、ここを省いてしまったら月謝の意味がなくなると私は思っています。

もう一つ、英語の偏差値が60前後の生徒の場合です。難関大学の受験では、私の実感として偏差値70前後の力が要ります。60と70のあいだを埋めるのは、目新しい難問ではありません。その生徒個人に「抜けている基礎力、標準力」を見つけて直していくことです。ここを一緒に発見できることが、1対1の授業の意義だと考えています。

こうして疑問点がなくなり、「英文の仕組み」と「暗記のコツ」がつかめてくると、英語の学習は非常に楽しくなります。楽しくなればやる気が出て、理解にも加速がつく。私が42年間、繰り返し見てきた変化です。

要は、言われたことを、順にこなしていくこと。私はとことん面倒を見ます。いまの英語の成績は関係ありません。「習いたい」という気持ちだけを持ってきてくださいね。

まとめ

英語は、仕組みを理解し、覚え、当てはめる。この順番どおりに積み重ねていける科目だと考えています。いまの成績がどうであれ、始める順番さえ間違えなければ、道はきちんと続いています。

・英語の偏差値が50前後で行き来したまま止まっている高校生、浪人生の方
・学校や他の授業を受けても、英文法が頭に入っている実感が持てない方
・高1、高2のうちに英文法の基礎を固めておきたい方、親御さん


井川塾・受験英語学院では、1984年の開講から42年、塾長である私、井川が、マンツーマン英文法講座をはじめとするすべての授業を担当しています。英語で困っている親子の相談に、変わらずのっております。まずはお気軽にご相談ください。

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井川治久
専門家

井川治久(塾講師)

井川塾・受験英語学院

40年間の大学受験英語の合格指導実績により、受験英語の肝を知り尽くす。効果的な受験英語上達法で、生徒を志望校合格に導く。★最後までとことん面倒を見る姿勢は好評を博している。著書多数。早大OB、開成OB

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