喉をいためないために
こんにちは、堀口メソッドボイススクールの堀口明保です。
今回は自分の意見を言えない、怖くて抑え込んでしまう方のための話し方トレーニングをお話していきます。
以前、当校で受講された方でこんな方がいました。
子供のころから親に出しゃばっちゃいけないと言われ、結婚してからも夫に口出しするなと言われ続けて自分の意見を言うのが怖くなってしまった、という方です。
この方は声も引っ込めて出すクセがついていて、意見を言う、伝えることに抵抗感が強かったのですが、ボイストレーニングと自分の意見の伝え方を練習することで大きく改善し、”話すのがすごく楽になって、子供にも自分のことを話せるようになった”とおっしゃっていただけるほどになりました。
気持ちを変えるにはまず声から
意見を言う、伝える時には様々な力が必要です。
意見を言うだけなんだから、気持ちや勇気だけの問題と考えてしまう方が多いのですが、怖いという気持ちを変えるのはとても難しいことです。
それよりも言えなくなる要因を取り除いていくことが先決です。
この方の場合、まず声を前に出せるようにする練習から始めました。
声が引っ込んでしまうと、弱気に聞こえるというのもあるのですが、何より自分がその声で気持ちが沈んで言えなくなってしまうからです。
前に声を出す練習の時、力が入っていてはただ喉を痛める声の出し方になってしまうので、響く通る声の出し方と共にその方の声を出す時のクセに合わせた練習をしていき、しっかりとした声を良い印象で出せることを確認していただきました。
まず、このように前向きに話す、声を出す力をつけていくことだけでも大きく変われます。
良い状態で話の構成方法も練習していく
この状態で、さらに話をする練習をすることが大切です。
ただ、意識したらしっかり声が出せるというだけですと、実際の場面でその力を活かせません。
話すこと、伝えることを意識して練習をすることで実際の場面で活かせる、活きた力として身に付きます。
その方の場合、日頃、言いたいと思って抑えてしまったことを、言える形にする練習をしていきました。
言いたかったことを伺って、こういう順番で言うと焦らずに言える、こう考えて伝えると悪く受け取られない言い方になる、というように、実際の場面を想定して練習しています。
実際の場面では想定と同じように話が進むということはまずありませんが、想定して練習をすると応用力もだんだんついていき、次に似たような場面が来た時、同じように言えるように、さらには全く違う場面が来ても、すぐに考えられ、伝える形に変えられるようにと伝える地力がついていきます。
このような練習をしていくことで、どんな場面が来ても意見を言える、伝えられると自信がつき、後から前向きな気持ちがついてきます。
自分一人で言い方を考えてしまうと、悪い方に考えるスパイラルに陥ってしまうこともあります。
出来れば、当校のレッスンのようにプロが見て前向きに見れる考え方、言い方の練習をすることがお勧めです。
当校は話をするのが苦手、声を出すのが苦手という方のために作られた教室です。
その人にとって楽で、無理せず自分の目指す方向へ変われるようお手伝いをしています。
その方その方の事情、目標に合わせてレッスンをしているので、誰でも大きく改善できると自負しております。
変化を感じられる無料体験レッスンを個人レッスンで行っています。
東京・小金井での対面レッスンとZOOMを使ったオンラインレッスンでおこなっていますので、どなたでも申し込み可能です。
ぜひ、お電話か当校HPの申し込みフォームでお気軽にお申込みください。