コミュニケーション能力がつくトレーニング
こんにちは、堀口メソッドボイススクールの堀口です。
今回はネットを通じて話をするとき大切なことを話していきたいと思います。
コロナ以後、ZOOMやYOUTUBEなどネットの動画を使ってコミュニケーションをとることが増えた方が多いと思います。
当教室にも、自分の話している姿、声を動画で見て改善したいという事で来られる方が増えました。
そういったレッスンの中で特に多い要素についてお話していきます。
落ち着いて話せる状態を作る
動画で撮って話をしているというのは、どうしても通常の状態にはなりません。
あがって落ち着きが無く見えたり、焦って話をしてしまう方がとても多いです。
なので落ち着いて話をしていけばいいのですが、これはとても難しいことです。
事前に落ち着いて落ち着いてと考えても気持ちで何とかしようというのはとても大変です。変えていくには落ち着いた体の状態を作り、話をしながらそれが維持できるよう話し方を変える事で大きく改善していけます。
まず、息を長く吐くことを意識して呼吸の練習をしていきます。長く息が吐ける状態は体に力が入っていると出来ませんので、気持ちを落ち着けようではなく長く息が吐けて体の力が抜けていると結果的にリラックスできているなという事を確認していくのです。
その状態で話し始めの言葉を、この長く息が吐けてリラックスした状態を作りながら話をする練習をします。そうすると落ち着いた状態を作りながら話していけること、その話し方のほうがしっかりと落ち着いて聞こえる話し方になることが確認していけると思います。
話をしている途中で力を抜くと、気が抜けてしまうんじゃないか、話そうとしたことが消えちゃうんじゃないかと最初は怖いかもしれませんがやってみるとむしろしっかりとして聞こえますし、内容も整理しやすいことが感じられます。
このように気持ちを落ち着けるのではなく、物理的な状態を作る準備をしていくことがとても大切です。
表情を動かす
もう一つ、自分の動画を見て悩まれる方が多い要素があります。
それは、とても無表情に見えるということです。
動画という画面で見ると、動きはとても小さく感じるという要素もあるのですが、表情というのは自分で思うより動きが小さいものです。
周りに伝わるように表情を出すというのは実はかなり大きな動かし方が必要です。
そのために、じゃあ表情を大きく動かしながら話そう、とすると、ぎこちない形になってしまい話にも集中できません。表情が大きく動く状態を作ることが大切です。
顔、口をしっかり動かして、ここまで口角を上げると笑顔に見えるんだなということや、その状態が作れて声を出すと明るくハッキリ聞こえるなという動かし方と結果を確認しながら準備運動をするように練習をしていきます。
このように状態を作った所から話の中で特に伝えたい所、伝えたい感情を意識して、その部分を練習していきます。
この練習のポイントは感情をもっと込めて!という気持ちを変えるのではなく、特に伝えたいのは嬉しいことだな、これ位の表情の形で言うと嬉しいことが伝えられるなという風に形のほうを変えることを意識するのがポイントです。
形は筋肉の動きで変わりますので練習するとそれだけ大きく思い通りに動くようになっていきますし、練習していくことで身についていき、その話をした時に自然に意識しなくてもその表情に近いものが出せるようになっていきます。
話をしながらこれを言う時にはこの表情でなど意識できませんし、意識してしまうと硬かったり不自然になってしまいます。なので事前に練習をして動かせる状態を作っていくのです。
運動など全般的にそうですが、こう動かすと早く走れるなという確認はしても実際に走る時には確認しながらではありません。練習していい状態を作っておくのが重要です。
練習していくことでまずその場面で自分の意図が正しく伝わる言い方が出来るようになっていきます。
今回はこの2点に絞ってお話をさせていただきましたが、その方の個性、目指すもので必要な力、練習は大きく変わってきます。
当校ではその方の特徴を見たマンツーマンレッスンを行っていますので、とても効果の高い変化の感じられるレッスンを行っています。
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