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昔々の話ですが―異文化交流会

小室千雪

小室千雪

テーマ:異文化交流会

何のために英語を学びますか?

昔々の話です。私はアメリカの大学を卒業した後、日本に帰国。
外資系の会社で働いた時期がありました。

その時、働いた会社のひとつにバング&オルフセン(Bang & Olufsen)という
デンマークの音響機器メーカーがあります。本社との会議で、しばしばデンマークを
訪れましたが、ある時偶然コペンハーゲン空港で知り合ったドクター・カイという
人物がいます。
今回は彼との交流のお話をします。

彼の本名はDr. Kaj Winther。すでに70歳を超えていますが、現役の内科医であり、
コペンハーゲン大学の教授でもあります。
Kajの専門はハーブ医学(日本で言えば漢方医学)で、この分野では北欧の第一人者です。

2か月ほど前に、Kajから「久しぶりに日本へ行くよ」という連絡が入りました。

日本の会社との会議あるので、ついでに日本で少しのんびりしたいという希望でした。
Kajは10 年ほど前にも日本に来ていますが、今回は奥様同伴。
奥様も現役の内科医で、イラストレーターでもあるそうですが、日本は初めてということ。
ふたりでいろいろプランを練っているようでした。

さて、関西空港に降り立ち、大阪、京都で数日過ごした二人が5月28日に
東京入りました。と、同時に「台風接近」という嫌なニュース。

私はちょっとわがままを言って、ある日の夕方、わが「えいごの寺子屋」を
Kaj夫妻に覗いてもらいました。
私は機会あるごとに「異文化交流」を子どもたちに実体験してもらうことにしています。

まずは自己紹介。

デンマーク語?チンプンカンプン。次に少し聞きなれた英語。
子どもたちは初めて会う北欧デンマーク人に興味津々、ハラハラドキドキ。
しかし、さすがは教えることに手慣れた教授先生。
第1部「デンマークを学ぼう」は、笑いにあふれた良い授業(?)になりました。
私が強調したかったのは、デンマーク人(北欧人))のほとんどが「世界共通語」として
の英語を身につけ、流暢にコミュニケーションしているという事実です。

その後、軽食を取りながら、思い思いの雑談。

「デンマークってどこにあるの?」と子どもたちに質問。子供たちのうちの3人が
南米を指さして、Kaj夫妻ががっくりうなだれました。

今度は「デンマーク人は背が高い。180cm以上ある」いう話に、
子どもたちがびっくり。(正確なデーターでは19歳男子平均身長181cm+)
と、いう具合に、楽しいやり取りが続きました。



第2部は「日本の文化、茶道を学ぶ」です。

誰にも信じてもらえませんが、私は一応表千家で修行中
ですので、
茶の湯の歴史や哲学をパワーポイントででKaj夫妻にプレゼンテーションしました。
「わびさび」の世界には遥か遠い空間でしたが、お茶を点て、和菓子を添えて
全員にふるまいました。

このあたりから、子どもたちにスイッチが入りました。

折り紙を教える子ども。知っている英語を使って日本語を教える子ども。
Thank you=ありがとう、Good night=おやすみなさい。
ホワイトボードを使って一生懸命です。

私がお茶の準備に手を取られ、間に入ることができなくなったおかげで、
自動的にKaj 夫婦と子供たちの間で直接コミュニケーションがはじまったのです。
私の願い、私の喜びはここにあります。

最後に私も混じって、「日本の子どもたちは、普段4つの文字を使っている」という
自慢話をしました。
例えば、名前を例に、アキ/あき/阿希/AKIという具合。
カタカナ/ひらがな/漢字/英文字で、白板に全員が名前を4通り書き示しました。

Kajの奥様Ruthから、「私の名前をカタカナとひらがなで書いて」という注文があり、
それに応えると、携帯で写真を撮り、記録しました。


た。数日後、帰国直前のKajから丁重なお礼のメールが来ました。
日本の子どもたちと交流できて本当に良かった。
子どもと触れ合うと、その国の文化レベルがよくわかる。本当に素晴らしかったと
書いてありました。

そして末尾に、日本の子どもたちはshyじゃなかったよ、と1行。

私は子どもたちの「最初の緊張感と最後の開放感」を知っていますので、ほっと胸を
なでおろし、苦笑いしました。

さて、今回のKaj夫妻の東京訪問で残念だったことは、彼らの第一希望が共に共に実現
できなかったことです。

奥様Ruthの希望は、草間彌生美術館(YAYOI KUSAMA MUSEUM、チームラボ
ボーダレス(Team Lab Borderless)に行くことでした。
私は軽く考えていたのですが、要予約で、共に2週間先まで完売でした。
草間彌生はもちろん知っていましたが、要予約で、完売状態とは!
一方のチームラボは「なんじゃこれは?」のレベルです。日本を知らない。恥ずかしい!

Kajは自然派で、Mt. Fujiを見たいと熱望していましたので、河口湖まで出かける予定を
組みました。
しかし、当日75%雨。雨の日は近くでも見えないということを知り、断念しました。

最後に「何のために英語を習うか」を少し考えて、締めくくりとします。

英語を勉強してよい成績を取り、よい学校に入る。いわゆる「受験英語」。
現実的ですが、これオモシロイですか?

それよりも、英語を勉強していたら、デンマークの大学の教授と知り合いになった。
こちらの方が断然オモシロイでしょう?

英語(米語)は、現在のところ最も実効力のある世界の共通語です。

このコトバを使いこなせれば、初対面のデンマーク人ともコミュニケーションが取れる。
この体験があなたの世界を広くするのです。

「ELFえいごの寺子屋」は、「読み書きソロバン、いま英語」をかかげ、
子どもたちに英語を教えています。

いささか大げさですが、世界に役立つ人材づくりの第一歩、《変身術》です。

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小室千雪
専門家

小室千雪(英語講師)

株式会社team CK

子どもの英語学習の「はじめの一歩」。将来、グローバルで活躍できるように文化・習慣なども含めて「世界共通語の英語」を指導する。また、全世代を対象にニーズに応じたマンツーマンのオンライン講習も開講中。

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